取材裏話

2026年07月17日

各国のルール

以前、とあるパーティーで同席した某国の政府関連会社の方から、「ご意見伺いたいのでランチミーティングしませんか?」とお誘いいただきました。
私もうかがいたいことが山盛りだったので、二つ返事でお受けし、先日とても有意義な意見交換ができました。

そのランチ後の席で。
「今日はこちらがお誘いしたので、ランチ代はこちらが」と言ってくださったので、「いえいえそんな」の押し問答をしながらも、ありがたくごちそうになりました。

「ただし、ですね…」と何かある模様。

「うちの国、いろいろと厳しいんで、ランチをご一緒した証拠写真を撮らせていただいてもいいでしょうか?」と。
ランチ内容がわかり、お店の背景、食べた時間がわかる形で、一緒にツーショットを撮ることが領収書提出には必要だそうで!
さすが、某国ーーーー!!!と思いました。めちゃ、ちゃんとしている。そういうところ、きちんとしているイメージの国です。
カメラを向けられると条件反射でピースしてしまう昭和人間なんですが、ぐっと抑えました。政府に提出する証拠写真でピースしてたら怒られる。

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私は写真を撮れなかったので、当日の状況を文章にしてチャッピーにイラストにしてもらったら、めちゃくちゃ美化してくれました。証拠にもならなそうな、捏造美化イラスト。

各国、各社いろんなルールがあって面白いですね。
毎度勉強になることばかりです。

2026年07月08日

ここは、どこでしょう?

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ここ、どこだと思いますか?スペイン?ギリシャ?リスボン??
福岡の皆さんは日常的に目にしている場所ですが、改めてじっくり見たことはないかもしれません。

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天神地下街です。通るだけだったり、お買い物していたら気づきませんが、改めて見ると美しい施設ですよね。中央、巨匠カメラマン撮影中です。

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この二つを見比べてみてください。

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天井や床の装飾、北と南、東と西でそれぞれ異なるのです。
これは天井部分。東側は葉が芽吹く春を、西側は葉が落ちた冬を表現しています。天井だけで、この美しさよ!!ぜひ全方向全通路、確認してみてください。感動します。

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50年前に中世ヨーロッパをテーマに作り上げた天神地下街は、唯一無二の美しい街です。日本はもちろん、世界中でこんな地下街見たことがない。外国人がよく地下街で写真を撮っていますが、その気持ちがよくわかります。

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我々も今回、地下街中をいろんな角度から撮影しました。途中、GoProを掲げたインバウンド客から「テレビなの?YouTubeなの?なんの番組なの?どうしたら君たちの作品を見れるの?」と絡まれながら(笑)。
10年前にも、20年前にも同じ撮影をしましたが、改めて時を経ても古臭くならない稀有な空間だなーと思いました。そして20年前の取材チームとメンバーが一人も変わっていないことにも驚き。御社も弊社も、居心地いいのですね。誰も入れ替わっていないーー


このお仕事の成果は9月に、天神地下街内でお披露目します。







2026年07月01日

雨が続きますね

6月のわが編集部は、遠方取材目白押しでした。
梅雨末期は絶対に大雨が降る…と長い九州在住経験で分かっているので、5月の間から「6月はかなり早めに取材にとりかかろうね」と皆で釘を刺し合っておりました。

宮、指宿、五島、水俣、対馬、佐世保、壱岐…本当に、驚くほど遠方が続いて、今月の全員の交通費合計が破産寸前。(嘘です、ちゃんとすべてお仕事案件なので大丈夫です!笑)

かなり前から豪雨を予測して、綿密な取材スケジュールを立てていたにも関わらず、ミカは五島で全身ずぶぬれになり、私は大牟田で線状降水帯に遭いました。九州がどんな状況になろうとも、東京のクライアントさんは待ってくれないんだものーーーー

ということで、梅雨が明けるまであと10日くらいでしょうか?
最後の豪雨にみなが遭わぬよう、天の雷様に祈っておきます。(←「高木ブーに祈っておこ!」って言ったら、古すぎると怒られました)

豪雨が終われば、猛暑。そして台風。
本当に年々自然環境が厳しくなってきているので、何があっても間に合うよう、1か月くらい前倒し取材を心がけたいです。






2026年06月17日

水俣取材で立ち寄ったところ。

先日、とある取材で水俣を訪れました。
車で往復5時間かけていくからには、該当取材以外の収獲もほしく。

取材先から車で5分ほどの場所にあった、こちらに立ち寄って帰ることにしました。

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水俣病資料館です。
九州王国編集者として、水俣は最高に美味しい野菜、魚介、そして和紅茶の産地だということは重々承知していますが、一方でジョニーデップ主演の映画「MINAMATA」も鑑賞し、石牟礼道子さんの「苦海浄土」も九州に住む前、高校生のときに読んだ身としては、水俣に来てここを素通りするのは何か違うと思いまして。

実際に訪れてみての感想は、本当に行ってよかったです。素晴らしい施設でした。水俣病が発生する前の水俣、そして発生してからのチッソや行政、マスコミの扱い方、症状の変化、村落の変貌…とても丁寧に、詳細に展示されていました。日本を揺るがした史上最悪の「公害」ですが、それに対する企業の責任の取り方や、人々の心に巣食う差別など、100年近く経った今もなお、共通する社会課題を感じました。

ものすごく胸が痛くなると同時に、多くの人に訪れてもらいたい施設だと思いました。
平日とはいえ、広い館内には私一人しかいなかったのです。

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屋上からの眺め。ものすごく美しくて心洗われました。水俣の海は昔も今も、豊饒の海であることが一目で伝わってきます。この地の牡蠣はめちゃめちゃ美味しいんですよ。最近の大ヒットは、サラダたまねぎ。水俣のたまねぎは、絶対に生で食べたくなる美味しさです。


二度と同じ過ちを犯さないように。一人一人が学び続けることで、よりよい未来になると信じたいです。



2026年06月09日

仕事中のスナップ写真

昔、巨匠カメラマンと一緒に取材に行くと、よく私の仕事中のスナップ写真を撮ってくれていました。自分の仕事中の姿なんて見ることはないので、あとでサプライズで写真をくださるのがとても嬉しくて。「めちゃ真剣に話聞いてるなー」とか、「姿勢悪いな」とか、自分の姿にいろんな気づきがあったものです。


なので先日、久しぶりに同行取材だったチカの働く姿を撮って、送ってあげました。

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こんな姿や、

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こんな姿など。ご両親に送ったらきっと喜ばれるはず。「うちのチカちゃん、こんなに頑張って働いてるのね!」という感動を共有したい。チカパパ&チカママと。



そんな想いだったのですが、チカからは「ありがとうございます!私、ウエダさんこれしか撮ってません」と返事がきました。いいのいいの、私はもう撮られなくて。…って、え?何か撮ってくれてた?





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早朝のカモメ体操




ちなみにこれ、LIVE画像で撮っておりまして、iPhoneで開くとちょっとだけ横に揺れます。
会社の端のほうでチカが”左右に揺れるウエダ”をミカに見せており、ミカが「ウエダさん、絶妙にダサい!」と悪口を言っているのが聞こえました。ひどい…私の親心子知らず、社内で面白画像をさらされていたとは。

チカの写真フォルダには、いざという時、私を強請れる画像が20個くらい溜まっているらしいです。
怖くて見れません




2026年05月28日

幸せ取材

現在、チカがかなり過密スケジュールで九州中を周るお仕事を請け負っており、箇所箇所で我々もサポートしております。特に私とミカがサポートできるのは運転手部分。チカがペーパードライバーなので、ミカ爺とウエダ爺は運転手として、交通の便が悪いところへ姫をお連れしています。

先日、一泊で私がお供したのですがスケジュールが超過密。
朝は5時起き、夜は22時まで取材みっちりです。一部スケジュール抜粋↓。分刻み。


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この日、私は別件の取材があったので、姫を当地に降ろしたあと自分の取材先へ向かい、戻ってから合流することにしました。「ウエダさん、何時から合流できます?」と聞かれたので、「14時かな?」と答えると、「狙いすぎじゃないですか?」と。




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ほんとだ。ものすごい狙いすました、14時の合流。ビールとアイスにロックオン。スケジュールの調整を疑われても仕方ない。

おかげさまで、仕事の合間にビールを飲むというありえない幸福にご相伴しながら、丸二日チカとともに駆け抜けました。ものすごく素敵な施設の、ものすごく幸せな取材だったのですが、ものすごく疲れました。濃度が濃すぎて、脳もフル活用したので、幸せ度と同じくらい疲れたのだと思います。

こちらの過密取材の内容は九州王国7・8月号の2号連続でご紹介します。
皆さんがご存じのあの施設の、知らない裏側をご紹介しますのでお楽しみに!











2026年05月11日

あの日見られなかった景色を見に。

めちゃ思わせぶりなタイトルですが、あの日どしゃぶりで見れなかった景色を見に行ってきました。
あの日→


店主さんにも「絶対晴れた日に再訪しますね!」と誓っていたので、会った瞬間に「ほんとに来てくれたねー!!」と歓待いただき。というか店主さんとたまたま会えたことが奇跡なくらい、ものすごい数のお客様で賑わっていました。(帰りのご挨拶はできなかったー)

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山奥なのに、インバウンド客がとっても多くて。皆さん、地球の隅々まで旅されてますね。どんな立地にあってもインバウンド客があふれている、その行動力とフットワークの軽さに感嘆。

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それもそのはず、世界から訪れたくなるほどの素晴らしい環境なのです。森を夫婦で切り拓き、ウッドハウスを作り続け、素晴らしい「森カフェ」を完成されています。入口で注文したら、マイ椅子を持って森に分け入り、好きな場所に椅子を置いてのんびりするスタイル。こんな唯一無二、世界が放っておくわけがない。



詳細や場所は月刊はかた6月号でご紹介します。弊誌で紹介するまでもなく、世界にその存在を知られているようですが、開拓秘話やご夫婦の物語はインスタでは読めませんので。やっぱり素敵なお店の素敵な想いは、誌面でしか読めないよねぇ〜〜。…読んでください。(圧)




2026年04月15日

山の雨。

本日、めっちゃ素敵なツリーハウスに取材に行きました。
森を開墾して、ご夫婦がイチから作られたカフェを楽しみに片道1時間半の山道を登ったのですが、今日の景色見てくれます?





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何も見えない。ツリーハウスってどこですか?かろうじて見える、中央の白い何かが、事務所です。



よりによって豪雨と霧のドライブでした。
見たかったよぅ…最高に素敵なツリーハウスでコーヒー飲みたかったよぅ…


めちゃ素敵な写真は後日いただきます。晴れた日の再訪を誓いました。

2026年02月20日

タイ、少数民族取材

社員旅行の2日後からタイに出張してまして。
なかなか素晴らしい取材をしてきたので、その詳細は九州王国4月号でご覧ください。集中的夜なべ仕事で帰国2日で原稿を書き上げました。
「弊社原稿遅い族」に、このプレッシャーが届きますように(>社内業務連絡)。

それはそれはさまざまな取材をさせていただいたのですが、個人的に一番胸アツだったのは、山岳民族の取材です。というのも、私が通っていた高校には「民族研究」という変わった授業があり、そこで私はアジアの山岳民族を研究テーマに選んでいました。まさにそのアカ族に、今回取材が叶ったのです。30年越しに机上の学問が、目の前に!!


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この、独特のカラフルな民族衣装。確か帽子の形に意味があった気がするのですが、なんだったっけ。新たに聞いてくることも忘れました。いろいろ退化する知能と好奇心。


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偉大なるプミポン前国王(ラーマ9世)が、いかに北部開発を行ったかを丁寧に教えてくれました。そのあたりの業績は九州王国に書きます。否、書きました!脱稿!


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コーヒー豆を脱穀する様子。手作業で丁寧に摘み、脱穀し、焙煎するのです。今やコーヒーはアカ族の重要な資金源となっていました。


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みんなで一緒に餅を包み、コーヒーを淹れ、山菜料理を作るなどアカ族の文化を体験させてもらいました。過去の負の歴史も正直に話してくれたり。かつてゴールデントライアングルと呼ばれた地帯で生き抜いてきた民族は、現在清く正しく逞しく生活されていました。

煌びやかな観光地も楽しいのですが、やはり私はこうした世界中の地に根差した暮らしに興味があります。さまざまな民族が、さまざまな歴史を経て、現在手にしている平和な暮らし。そこに至るまでにはたくさんの苦労と工夫と知恵と挑戦が、あったはず。コーヒーを飲みながら、ケシ栽培がコーヒー栽培に変わっていったこの地の変遷に思いを寄せました。

すごくすごく貴重な経験をさせていただいたので、誌面で少しでも皆さんと共有できれば嬉しいです。




おまけ

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世界中どこに行ってもやっちゃうよねー、顔はめ
(沖縄社員旅行でも5回くらいした)












2026年01月15日

取材いろいろ

本日は珍しく、著名人の方2名を連続取材させていただきました。

お一人は私と同じ歳の、超美人女優さん。
年が同じという以外、全く共通点がみつからない美しさで。同じ年月生きてきて、どうしてこうも違うのか。シワってなに?シミってどこ?
それでいて気さくで、とてもかわいらしい、素敵な方でした。


もうお一人は、私の父と同世代のアーティストの方。これまた学生時代にクラス全員が見ていたドラマの主題歌を歌われていた方で、あの頃の自分に「30年後にこの歌を歌ってる人に会うよ」と言っても信じてもらえなさそうです。こちらの方もとってもお話が面白く、若輩者にも丁寧に接してくださり、尊敬の念を抱く方でした。


著名な方もそうでない方も、たくさんの方に会わせていただけるありがたいお仕事ですが、改めて「一方的に知っている人」にお会いするのは面白いな、と思いました。
これまでに自分が勝手に得た印象の、答え合わせをする感覚。
逆にいうと、勝手に自分のイメージを持たれるお仕事の人は大変ですよね。

私たちには取材で得たその方の印象や雰囲気を、読者の皆さんに少しでも分かりやすくお伝えする使命があります。上記で感じた通りのお人となりが皆さんに伝わりますように。頑張ります。