2024年10月16日
月刊九州王国11月号(2024)発売です
紅葉のグラデーションが美しい九州王国11月号が上がってきました。
大特集は「ふしぎの半島 おおすみ」。
鹿児島県の大隅半島特集です。このエリアは交通の便はあまりよくないのですが、その代わりに秘境&秘祭が満載の魅力的な地域。行きにくいところにこそ、行くべき価値があるんですよね。車でのんびり行くもよし、鹿児島からフェリーで旅情たっぷり向かうもよし。秋の旅路はおおすみに行きましょう!
第二特集は「三浦梅園が見た宇宙」。
みなさん、三浦梅園さんってご存じですか?大分の偉人です。大分県の皆さんは、空港から市内へのホーバークラフトの1番船にも「Baien」と名付けられているくらいなのでご存じかもしれません。同じ大分の偉人、広瀬淡窓や帆足万里に比べると奥ゆかしいのか(?)若干知名度不足かもしれませんが、哲学者でありながら、医師で、教育者で、天文学者で、経済学者でもあるという万能偉人なんです。現代でも「医学部に通いながら司法試験に受かる」みたいな、頭良すぎて困っちゃう人がたまにいますが、梅園さんもその一人だったのでしょう。彼の哲学観と足跡に触れた特集です。
35Pに梅園の考える「動植分合總図」という、「意思持つ動物」と「意思を持たない植物」に万物を分別した図を載せているのですが、これが凡人にはわからなすぎて面白いです。「菌」が植物に分類されているのはまだわかるのですが、「石」「土」も植物に入っていたり。じっくり眺めていると、万物の根源(アルケー?)について考え始めちゃったりしそうです。学問って、行きつくところは哲学なんだろうな。…とわかったふりをしてみる
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祭りの秋と、哲学の秋の二本立て。今月も読みごたえたっぷりですよ〜。