ファイルをだーいじにする、編集部階段チャレンジ

2023年05月12日

九州王国6月号(2023)発売です!

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美しい紫陽花の表紙があがってきました。「九州王国」の「王」の文字のところにちらっと入っている傘がいい感じです。細かいところに、清家カメラマンの卓越したセンスが光っています。


大特集は「世阿弥が描いた九州」。
もう何年も前から世阿弥の特集をしたいしたいと言っていたミカですが、大人の事情でできませんでした。今回、大人の事情をとっぱらって、「OK、やっちゃいな!」と送り出したので(嘘。そんな潔くは言えず、最後までうーーんと苦渋の決断でした)、のびのび念願の特集を作り上げていました。

室町時代、奈良や京都に住んでいた世阿弥がなぜ、九州を舞台にした能を作り出したのか。我々の想像ではそのころの九州って、都からも遠い僻地な気がしません?芦屋町や唐津を舞台にした作品を生んでいるのですが、「世阿弥さん、よー芦屋なんて知っとりましたな!」と言ってあげたい。なぜか口調がおじいちゃん。その謎、「なぜ芦屋を知ってたのか」「なぜ九州を舞台にしたのか」等々を探った特集です。読み終わると謎が解けます。


第二特集は「みんなで歌おう、この町の民謡」。
「おてもやん」や「あんたがたどこさ」など、九州には全国的にもよく知られた民謡が多数あります。例に出したの、どっちも熊本の歌ですが、長崎なら「でんでらりゅう」があるし、福岡は「炭坑節」があるし。その他、農業の歌、漁業の歌、酒蔵の歌…等々、仕事や歳時の場面で歌われてきたさまざまな民謡を繙きました。
制作時に「この歌、どんな歌?」と聞きまくる私に、みんながそれぞれ自慢の声を披露してくれ、この期間中は「歌う編集部」でした。隣の会社の皆様、やかましくてすみません。


今号は能から民謡まで、文化度の高そうな2本立てです

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