2022年05月16日
月刊九州王国6月号(2022)、発売です!
大特集は「牛深生まれのドクトル・メディツィーネ」。
日本女性で初めてドイツの医学博士の学位を取った、宇良田唯さんの特集です。
明治6年に天草・牛深で生まれた少女は、めちゃくちゃいい縁談などを断って、医学の道を志します。理由は「もっと勉強したいから」。縁談先の夫となる人もその志を理解して快く離縁し、彼女を医学の世界に送り出します。なんか思うんですけど、世間では「九州男児」だの「男尊女卑」だのと古い九州は揶揄されがちですが、九州王国を作っていると活躍している女性がとっても多い気がするんです。九州って実はすごく男女フラットな土地なんじゃないですかね。実際住んでいても、女性が活躍する場が多い気がするし、世間で言うような男子至上主義の人なんか見たことないし。
明治時代から唯さんのような女性たちが、切り拓いてきてくれた結果かもしれません。
第二特集は「偉人たちの花物語」。
”加藤清正と椿”とか、”大隈重信と蘭”とか、意外な人たちの花との物語を綴っています。
特集内には出てこないのですが、目次の藤の写真が圧巻なので、そちらもぜひご覧を。
今月はしっかり読み物の2本立て。
雨の季節に、じっくり読書をお楽しみくださいませ〜〜