2021年10月14日
九州王国11月号(2021年)、発売です!
大特集は「復活の球磨焼酎」。
昨年7月の豪雨により甚大な被害を受けた人吉・球磨地域ですが、住民の皆様の懸命な復旧活動により、一歩ずつ復興の兆しが見え始めています。
このエリアの特筆すべき産業といえば、原産地呼称をかなり早い段階から受けていた「球磨焼酎」。
この地を700年統治してきた相良藩が賢かったこともあり(←ざっくり)、幕府に納める倍以上の石高を誇っていたため、豊富なコメを焼酎造りにも生かせたのだそう。いいお殿様がいると、何百年も土地が潤いますね。(←超ざっくり)
醸造酒派だった私は長く焼酎が飲めませんでしたが、最初に飲めるようになったのが球磨焼酎でした。初めて飲んだときから「美味しい!」と思いました。
今ではすっかり芋も麦も蕎麦も泡盛もなんでもござれですがw、球磨焼酎はすっきりと軽やかな味わいなので、焼酎初心者にもおすすめです。
各蔵でいろんな体験ツーリズムをしているので、ぜひ九州王国片手に球磨地方を旅してみてください。
第二特集は「つなぐ、津奈木町」。
ジョニーデップ主演の「MINAMATA」が話題沸騰ですが(私の周りで)、津奈木町はその水俣のお隣、同じようにかつて被害を受けた町です。傷ついた住民たちの心を癒すために、今から40年近く前当時の町長が掲げたのが「緑と彫刻のある町づくり」。アートの町として、実にさまざまな取り組みを長期に亘って行ってきています。その成果が町のあちらこちらに現れ、住民参画型アートプロジェクトも多数開催。本当に面白い、素敵な取り組みです。
それらを一つずつ取材しました。小さな町ですが、魅力満載エリアなのでぜひ多くの方に訪れていただきたいです。たぶん密になりません(笑)。
芸術の秋&酒の秋の二本立て。そろそろ、旅も近場の九州内から、再開しましょ!