2013年02月22日
昭和史を学ぶなら、こんな一冊はいかが?
中学・高校とちょっと特殊な教育環境にあったためか、日本史の知識が小6までで止まっている私。
センター試験も世界史で受けたため、日本史の基礎知識が欠落しています。
そんな私に幕末史を教えてくれたのは司馬遼太郎だったし、キリシタン大名を教えてくれたのは遠藤周作でした。
もちろん、偏りや主観が思いっきりはいった「半分フィクションの歴史」とわかっていても、小説から学ぶのは教科書からとは全く違う楽しさと驚きがあります。
今回、久々に「良書!!」と感動できる作品に出逢いました。
柳田邦男の「マリコ」。
軍部を批判し、戦争回避に奔走した一人の日本人外交官とそのアメリカ人妻、そして二つの祖国に人生を翻弄される娘・マリコ…という、一つの家族の物語です。
家族愛・夫婦愛の絆の強さにも涙したのですが、それ以上に、この一冊を通して当時の日本とアメリカが置かれていた状況や、現場の臨場感などがしっかりと伝わってきて、昭和史を学ぶという点からも非常に興味深い作品でした。
もちろんすべてが真実とは限りませんが、「どこまでが真実なのか」を考えながら読むのも、大人の読書の楽しい点ですよね。
(教科書を手にしていた時代は、『すべてが真実!』と思って読まなくてはいけませんでしたから)。
やはり読書は、「読みやすい本」ではなく「読んだあと心に残る本」を選びたいな、と改めて思いました。
センター試験も世界史で受けたため、日本史の基礎知識が欠落しています。
そんな私に幕末史を教えてくれたのは司馬遼太郎だったし、キリシタン大名を教えてくれたのは遠藤周作でした。
もちろん、偏りや主観が思いっきりはいった「半分フィクションの歴史」とわかっていても、小説から学ぶのは教科書からとは全く違う楽しさと驚きがあります。
今回、久々に「良書!!」と感動できる作品に出逢いました。
柳田邦男の「マリコ」。
軍部を批判し、戦争回避に奔走した一人の日本人外交官とそのアメリカ人妻、そして二つの祖国に人生を翻弄される娘・マリコ…という、一つの家族の物語です。
家族愛・夫婦愛の絆の強さにも涙したのですが、それ以上に、この一冊を通して当時の日本とアメリカが置かれていた状況や、現場の臨場感などがしっかりと伝わってきて、昭和史を学ぶという点からも非常に興味深い作品でした。
もちろんすべてが真実とは限りませんが、「どこまでが真実なのか」を考えながら読むのも、大人の読書の楽しい点ですよね。
(教科書を手にしていた時代は、『すべてが真実!』と思って読まなくてはいけませんでしたから)。
やはり読書は、「読みやすい本」ではなく「読んだあと心に残る本」を選びたいな、と改めて思いました。