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2011年03月17日

お見舞いと感謝の気持ち

昨晩、深夜遅くに東京のメディアの知り合いの方から、「もう神経がヘトヘトです…」というメールが届きました。

最初に来たメールはこの一文のみ。

正直、めちゃくちゃ仲の良い知り合い、という方ではなく、仕事上のメールのやり取りくらいしかこれまでしていなかった方だったので、初めはあて先間違いのメールかなと思ったくらいです。

しかし、それに返信したあとに届いたメールには、連日の不眠不休での仕事、目を覆いたくなる惨状、余震のたびに襲われる不安等々、本当に行き場のない悲痛な叫びが綴られていました。

そして最後には、「被災地の方を思うと、東京にいる自分がこんなこと言える立場ではない」とも。

おそらく、周りで同じように戦っている人たちには吐露できなかったんだと思います。

最も遠くの知り合いが私だったのかも。

弱音を吐いてもいいと思えたのが、九州の人間に対してだったのかもしれません。




この方が働いている系列のTV局は、震災の報道のあり方についてネットでバッシングを受けていました。

東京電力上層部や各専門機関に対する批判も日々目にします。

でも

災害救助の方々は言うまでもなく、メディアの方も東電の方も誰も彼も皆、今は全力で最善だと思うことをしているはずです。

同じ思いで、最大努力をされていると思います。

こんなときだからこそ、批判ではなく感謝を。

「頑張ってくれてありがとう」という気持ちを、心から口にできるといいなと思います。


月刊はかた次号では編集後記を取りやめて、お見舞い文を掲載しました。

と同時に、お見舞いだけではなく、災害の第一線で働く皆様へ向けての感謝の気持ちも書きました。

形式ではなく、これが私たちの本心です。



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