2007年03月20日
雑誌における連載の位置づけ。

なんだかほんとに悲しいほど、仕事のみの人生なんですけど。
たぶん体が、「これだけ働いたなら、このくらい休まないといけないよ〜」と勝手に私の身体に休みを与えてくれようとしているのでしょう…ふむ、非常に迷惑。
休みのたびに「休めよ〜ぉ」と高熱を与えてくれるその気遣い、必要ありません。。。
で、今回は先手必勝で先回りして休んでおこうと思い、週末は読書デーに設定しました。
読んだのは、上記、ずらり司馬遼太郎エッセイを一気に。
父が一冊ずつ読むたびに私の部屋に置いていっていたのですが、なんせ積書の多い私はなかなか手が回せず、友人などに借りている本(漫画含む…最優先)を先に読んでいるうちにたまりまくっていたものです。
私は普段から全集読破といった読み方があまり好きではなく、飽き性なので作家A→作家B→作家C→作家Aというように、いろんな作家さんの作品を順番に読むほうが多いのですが、司馬さんに関してはいつも一気に読んでしまいます。
小説のみならず、エッセイも。
文章の勢いもさることながら、あの独特の空気から離れたくなくなるのかもしれません。
文章は一種「嗜好品」だと私は思いますので、作家さんにも好き嫌いがあって当然だと思っています。
そのうえで、私は司馬さんの文章が「大好物」だと言ってしまえます。
父は昔、司馬遼太郎さんの連載を読むためだけにある雑誌を買い続けていたと言っておりました。
連載作家さんを持つ編集者にとって、自分の担当作家さんのページがこう言われるのは何よりもの喜びでしょう。
月刊はかたもたくさんの人気の高い作家さんに連載していただいております。
皆さん、「福岡を底から盛り上げていく」という私たちと同じ温かい志を持ってくださっているからこそ、大手の中央の出版誌よりも随分と薄謝なのにも関わらず、快く続けてくださっているのでしょう。
私たちはそこに甘んじることなく、どうしたらより面白いページになるのか、より素敵な連載になるのかを作家さんたちとご相談しながら作り上げていく義務があると思います。
「この連載が読みたいから、月刊はかたを買う」。
そういう人がたくさん生まれるよう、編集者としてたくさん作家さんと話し合いながら、一つでも多くの「人気連載」を作っていきたいです。
もちろん、作家さん以外のページでも十分に読者さんを惹きつける誌面となるような努力も必要。
まだまだ課題は多いですが、もっともっと良い雑誌を作るために、共に頑張っていきましょうね!スタッフの皆さん
