2007年03月19日
大分県の温もり。

雪で通行止めになっていたため、珍しく大分に電車で向かった私。
そこで取材先までタクシーを利用しました。
まず、行き。
個人のお宅を訪ねる取材は、目印もなくわかり難い場所なのが常です。
しかも、地方のタクシーにはまだナビが搭載されていないものも多いので、この日もタクシー運転手さんともども、住宅街で立ち往生していました。
「たぶん、この辺なんですけどね〜おかしいな〜○○さんって表札ないですね〜」と運転手さんも戸惑っていたので、
「あ〜じゃあ、この辺でいいです。歩いて探してみますね」ととりあえずお金を払って降りた私。
そこからしばらく一軒ずつ歩いて探してみていたのですが、なかなか見つからず5分経過。
すると。
プップ〜〜

「お姉さん、乗って。この番地は変わったらしくて、あっちのほうになってるみたいだよ」と、なんとも親切に、運転手さんは戻ってきてくれて私を新しい番地まで連れていってくれました。
しかも、しかーも!!!
なんとその間、メーターを動かすこともなく!!!!
一旦降りた一見客の私を、もう一回見つけ出して、さらにタダで乗せて目的地まで突っ走ってくれたのです。
なんという、いい人

そして、取材が終わってから今度は別のタクシーで駅まで帰りました。
すると今度の運転手さんは、目的地の駅より随分と前にメーターを止めるではないですかっ!!
「え!?なんでっ?いいんですか??」と驚く私に、
「えぇ、いいですよ〜だってこれ、中型ですから。小型よりちょっと高くなっちゃうんですよ〜だから先に止めておきますね」と。
…感涙

人にこんなに優しくされたことがそうそうないからかもしれませんが、乾ききった私にはもう信じられないくらい、人の温かさが身に沁みました。
だって、それまでペラペラ喋っていた内容で、私が地元の人間でないことは分かっているんですよ。
駅までの相場がいくらかも知らない人間で、しかもわかってて中型に乗り込んだ人間に、なんでこんなに誠実&ハートフル&ウォームフルな対応ができちゃうんでしょう!!
大分県、本当に素晴らしい県です。
皆様も大分に行かれた際には、ぜひタクシーに乗ってみてください。