アフターバレンタイン。春節。

2007年02月16日

おみくじ入りお菓子。

11363dd3.jpg年始に連続おみくじ「凶」を引いてからというもの、いまいちパッとしない私の体調と人生に哀れみを感じた心優しき人から「これで気分一新してみては?」とおみくじ入り郷土菓子をいただきました。
さすがに子供向けのお菓子に入っているおみくじで「凶」はないですからね。
明らかに良いものしか入っていないとわかっているものでも、開けて「ハッピー♪」と書かれていたら嬉しくなるのが人間ってものです。
お心遣い、ありがとうございます。

「金トキ豆」というなんともかわいらしいレトロパッケージに入っているこのお菓子、福岡県朝倉郡にあるハトマメ屋というお店の人気菓子だそうです。

ハトマメ屋は福岡ではちょっと有名ですよね。
甘木に取材に行くときに私も何度か立ち寄ったことがあります。(道路沿いで入りやすいし、なんといってもあのレトロな看板に引き寄せられます)
でもいつもシュークリーム目当てだったので、金トキ豆は食べたことがありませんでした。
(あ、取材帰りの寄り道がバレた)。


原材料は砂糖と小麦粉だけにも関わらず、なぜか豆のような食感と味がするこのお菓子、なんと明治18年の創業時から変わらぬ製法で作られているらしいです。
…明治18年って行ったら1885年ですよ。
1885年って行ったら、伊藤博文が初代内閣総理大臣になった年ですよ!
そんな時代から作られているお菓子が、今なお新鮮においしいと感じられるなんて、人の味覚って変わらないんですね〜。
そういえば福岡にも江戸料理のお店が去年できましたね。


と、江戸→明治に思いを馳せつつ、気分よくお菓子の中からフフフ〜ン♪とおみくじをひいてみました。
まあ、「今日もハッピー」とか「友達を大切にね!」とかその手のクジが出てくるんだろうな〜。

…と、思いながら。




予想外でした。



ツツシムベシ!


ツツシムベシ」。



ズドーン…
なんですか、この大人びた忠告は?


…しばらく、へこんで、いいですか?



まさかこんなにかわいらしいお菓子に、こんなにも衝撃的な警告を発せられるとは思いませんでした。
これ以上、一体、何を、慎めと?

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
アフターバレンタイン。春節。