2017年02月

2017年02月28日

月刊はかた3月号(2017年)発売です!

現在、編集部は20代チームが「編集地獄の洗礼」を受けており、かなりな殺伐空気を出しまくっております。
釣られて私も、ドキドキ。
十数年前、「九州の逸品」という本を作ったときに「間に合うのか?私、締め切りまでにこれ間に合うのかー!?」とかなり神経すり減らしたことを思い出します。
思い起こせば、あれも私が20代だったころ。
20代というのは、この強迫観念と迫りくる締め切りに育てられるもんなんでしょうね。
若者たち、がんばれー。
あ、ちなみに私のときは、取材先選定から取材、営業、原稿、校正、版元営業、書店営業まで1冊全部ひとりでしたんだよ。編集だけの君たちは恵まれてるのだよ。(という、昔頑張ったアピールする先輩って鬱陶しいよねー


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で、20代が頑張ってる間に先輩方が作ったのが今月の硬派な月刊はかた。
特集は「眼療宿場の里 須恵町をゆく」。

知ってました?福岡市のご近所、須恵町ってわりと地味な町だと思うのですが、実は江戸時代に「眼病治療の聖地」と呼ばれていた、すごい眼科医の町なんです。
なぜ「眼の聖地」が生まれたのか、その背景を紐解いてみましょう。
ちなみに特集にちなんだ編集後記のお題が「眼」なんですけど、私一人アウェイでした。
何がアウェイなのかは、読んでご確認ください。


2017年02月20日

たまには江戸楽も宣伝してみたり…(笑)。

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本日、江戸楽3月号(2017)発売です。
表紙がかっこよすぎて痺れましたが、特集巻頭の若かりし高橋英樹さんもかっこよくて痺れます。

しかし何といっても、福岡編集部で歓声があがったのは、30Pのトイプー!!!
ちょっと笑いがこみ上げるほど、めちゃめちゃかわいいトイプードルちゃん姉妹が載っています。
ミカが、「この二匹、絶対私よりいい暮らししてると思う…生まれ変わったら愛玩犬になりたい…」と切実に祈ってました。

石川五右衛門をはじめとする「江戸のアウトロー」を特集した、珍しく雄々しい号なのですが、トイプー姉妹がその他すべてのページを凌駕する、癒し効果を放っています。

つぶらな瞳のトイプーちゃんに癒されたい方はこちらから→
巧みに定期購読サイトへ、誘導致します…



2017年02月15日

謎の指示。

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ヤナッチから宅配業者さんへの謎のメッセージ。

「アルバム 貴重です」という個人の感想と、「取り扱い注目」という謎の指示。

…何に注目するんだろね




2017年02月14日

九州王国3月号(2017年)発売です!

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「over the rainbow」を思わせる素敵な表紙の3月号が、本日発売です。

大特集は、「佐賀は、世界を見ていた。

「薩長土肥」の「肥」って、「肥後」だと思っている方いませんか?
「肥前」ですよ、肥前!
幕末ごろの肥前佐賀は、ものすごい技術と人材を有している藩でした。
特集スタートの、最初のページにも書いていますが、あの島津斉彬が、

西洋人も人なり
佐賀人も人なり
薩摩人も同じく人なり


と説いて、反射炉の建造に失敗した自藩の技術者を慰めたという逸話が残っているほど。
「あの、技術の優れている西洋人や佐賀人だって同じ人間なんだから、頑張ろうよ!きっと僕たちだってできるよ!」っていう激励です。
いかに佐賀人が優れていたか、尊敬を集めていたかがわかる言葉ですね。

ということで、佐賀バンザイ&S・A・G・Aサガ、サイコー!っていう特集です。
「佐賀を探して」なんて自虐するべき県ではないんですよ。
近代日本の礎を築いた素晴らしい佐賀の特集を、佐賀を愛してやまない佐賀出身・ミカがチームリーダーとなって作りました。
他県の方はもちろん、佐賀県民はぜひ読んでください。県民必読本にしたいくらいです。


第二特集は「昭和スタアが愛した九州の味」。

こちらは健さんから裕次郎、寅さんまで、昭和の大スタアたちが好きだった九州の味を徹底取材しました。
これまた昭和好きのミカが大活躍
越路吹雪のCDを「めっちゃ痺れる…ウエダさんこれ、聞きます?」ってオススメしてくれました。
私は今、小松政夫さんのデビューCDをヘビロテ中なので、丁重にお断りしました。
編集部の音楽チョイスが、若干偏りつつあります。

ということで、今月号も隅から隅まで見逃せない情報ぎっしりですよー!






2017年02月13日

新連載打ち合わせ。

本日は、春から新連載をお願いしている作家先生が福岡に来られるということで、担当のヤナッチとともに、ランチミーティングをしてきました。

昨年私が別件で取材したことを縁に、新連載のお願いをしたところご快諾いただき、九州王国5月号から連載を初めていただく予定。
人気作家さんなので、ファンの方も多いかと思います。発表時期が来たら、またこの場でお伝えしますね!


この方、文芸のみならず、ものすごく守備範囲が広くて、昨年の取材中から「絶対ヤナッチと気が合うだろうな」と思っていました。
本日、初顔合わせしてみて、びっくり。
「こんなに話が合う人、初めて!」とお互いに生き別れた兄弟を見るかのように、感動し合ってました。

銀河鉄道999の話に始まり、高倉健版「スピード」について、ランボーとゾンビと宇宙に共通する話、メーテルとヘプバーンが同じ声優さんでどうだこうだ、映画版キャプテンハーロックの中で11個しかないハーロックのセリフをすべて二人で再現してみる・・・etc.

私の適当な羅列の仕方でおわかりかと思いますが、ウエダには全く興味のない話(というか理解のできない話)が延々続いておりまして、ランチの間で3回くらい「私、帰りましょうか?」と聞きました。
だって男子たちが超楽しそうだったもので。
二人の会話に出てきた映画が50本くらいあったのですが、そのうち1本も私が見てなかったので、「じゃあウエダさんは、一体何観てんのよ?」と聞かれ、「一番最近では『沈黙』ですね」と言うと、「あ〜、俺、一生観ない」と言われました。むぎゃー。
『ラブアクチュアリー』とか大好きなんですけど、鼻で笑われそうです。
「『E.T』とかなんで宇宙人攻め込んでこないの?何が面白いの、あれ?」って言ってました…男子二人。

この二人のコンビ(作家さん&編集)による新連載、超不安ではあるものの、はまればめっちゃ面白くなりそうだなとも期待しています。(ギャンブラー??笑)
皆さんも九州王国5月号を、ぜひ楽しみにお待ちください。
九州王国史に残る型破りな連載が始まるかも、しれません



2017年02月08日

取材?食事会??

先日、博多の重鎮の方に取材をお願いしたら、別の重鎮のお店で取材することを提案され、せっかくなら取材ついでに一緒にご飯でも、という流れになりました。
行ってみて、びっくり。
「こちらのお席、ご用意しています」。
…驚きのテーブルセッティング。

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「あれ?今日、取材じゃ…?」


「テーブル、間違ってません?」と聞こうと思ったら、重鎮衆がぞろぞろとご来店。
間違ってませんでした。1対1で取材のはずが、6人(←重鎮揃い)で楽しくお食事会に(笑)。

テーブルの隅にボイスレコーダーを設置して、ワイワイの合間の貴重なお話を、逃さず録音していたのですが、途中から「ウエダさん、何飲んどうと?水?なにぃ??」となって、ビール&ワインへ突入。
この時点で取材を半分諦めました。だって楽しいんだもん。

そして重鎮の皆さま、メニューの頼み方が若干おかしい。
「ここのタンシチューは絶品なんよ〜」と言われるので、みんなで2皿くらい頼んでシェアするのかな?と思ってたら、「タンシチュー、6つちょうだい」って!(笑)
「あ、ガーリックパンも6つね」…って言った結果、フランスパン一本くらいのガーリックパンが、計6つ運ばれてきました。

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タンシチューはもちろん、このガーリックパンも超絶美味しかったのですが、当然食べきることはできないので、一切れ食べてあとはお持ち帰りにさせていただきました。
その時点で、「ここのハンバーグは美味しいんだよ。知ってる?」・・・・

「美味しいけど、無理です。もう無理です!」と言っている間に、「じゃあ試食だけにしようか」と。

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味違いの、2種…


ほんと重鎮の皆さま、良く食べ良く飲む!!
18時スタートだったのですが、ここに来るまでにすでに3軒はしごして飲んだ後だと言われてました…尊敬します。


しかし本当に楽しくて、会話もウィットに富んでるし、かっこいいし、面白いし…と、お料理以上に贅沢な時間を過ごさせていただきました。
こんな取材なら、いつでも大歓迎です

2017年02月06日

「沈黙」鑑賞。

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週末に、映画「沈黙〜サイレンス〜」を観てきました。

皆様にとっては非常にどうでもいい「ウエダ情報」ですが、私がこの世で2番目に好きな作家が遠藤周作で、遠藤作品の中で2番目に好きな作品が「沈黙」なので、かなりな期待をしておりました。

さらにどうでもいい豆知識を加えると、私が入社して初めて行った芸能人記者会見が窪塚洋介さんで、九州王国創刊時に初めて芸能人に連載オファーを出したのがイッセー尾形さん。結果、イッセーさんは創刊から「沈黙」の撮影が始まるまで、続けてくださいました。
ということで、ものすごく個人的に結びつきが深い作品なのです(ものすごく一方的に)。

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当然、九州王国でも遠藤周作特集はしております(2015年3月号)。
外海の遠藤周作文学館には取材で1回、プライベートで3回訪れていますし、沈黙も何度も読み直しています。

そんな、強烈なファンとして一言。

す〜〜〜〜んばらしかったです。

誰にでもオススメできる映画じゃないのは百も承知ですが、個人的には本当に良かった。
原作とは全く異なっているのですが、原作ファンでも納得できるスコセッシ解釈でした。

正直、観る前はキチジローは窪塚さんのような男前じゃない!と思っていました。
私の中のイメージは出っ歯のネズミ男みたいな汚くてコスイ男。
それが180度覆りました。窪塚キチジローのすばらしさと言ったら。
人間の原罪と信仰の間の揺れを、見事に演じていらっしゃいました。

興奮してあと2時間くらい喋れそうなので、観た方で感想を共有したい方は個人的にご連絡ください(笑)。


ちなみに10時からの上映に行ったのですが、3時間あるのでクライマックスとなるのが13時頃。
最後のほうでタイトル通り、全ての音と光が消えて、まさに館内が「サイレンス」になる瞬間があるのですが、そのときに館内あちらこちらからグゥ〜〜〜と聞こえてきました。

神よ、我々のお腹は沈黙を守ってはくれません…。



2017年02月03日

働く母は大変なのです。(←私の話じゃない)

ここのところ、いろいろと忙しくしている働く母、ミヨッシー。
ちょっと手抜き夕飯が続いたそうですが、ある日鍋を用意していたら、長男(高校生)が「また鍋?もう飽きたから、おばあちゃんとこに食べに行ってくる」とご近所のミヨッシー実家に行ったそう。

「なぁぁああにぃぃ〜〜〜〜!???


当然ながらその話を聞いていた我々は、「働くママになんということを言うのだ!」と怒ったのですが、母(ミヨッシー)の怒りはそんなもんじゃありませんでした。
ブチ切れた母、翌日ものすごい反撃を。

「三段弁当のすべての段に、鍋の残りを詰めてやりました」。


ぎゃああああ〜〜〜〜!!怖いっ、ママ!!

「ほんとはお弁当箱のゴムパッキンまで外して、カバンの中を鍋の汁まみれにしてやろうかと思ったんですけど、さすがにそれは旦那に止められました」

旦那さん、グッジョブ。もう少しで、教科書がふやける大惨事になるところでした…オーマイグッドネス!!!母さん、やることハンパない…


働くママを舐めると痛い目に合うのですよ、全国の男子高校生諸君。
日々頑張ってくれるご両親に感謝して、文句言わずに鍋食べなさい。


ちなみに以前、別のことで長男を叱ったというミヨッシー。
本人に反省を促し、「母はこんなに怒っているんだ」ということを示すために、自身が断酒したそうで。
すると、3日過ぎ、一週間すぎ、10日過ぎ…というところで、「母がこんなにも酒を飲んでいない。これは非常事態だ。やべぇ…」と真剣に反省し、ビビりだした長男。
最後には「お母さん、僕が悪かった。ごめんなさい。本当に反省しているので、どうか酒を飲んでください」と言ってきたそうで。母、すごい!大勝利!!

なんだかんだ、ものすごく子育てに成功している事例です。
あと3年、お酒が飲める年齢になったらきっと母と居酒屋デビューすることでしょう。

いやほんと、ミヨッシーくらいゆるく(いい意味で!)子育てしていると、母も子も楽にいい関係を築けそうですよね。
そうだ、もう一人、ゆるく子育てをして成功している方がいました。
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2017年02月01日

見たこともない、超絶かわいい焼き菓子ギフト、発見。

本日より産休に入った、江戸楽スタッフのユリユリから福岡事務所あてに挨拶のギフトが届きました。
これがまあ。
パッケージを空けた瞬間、福岡編集部からは感嘆と狂喜が入り交じった、黄色い悲鳴が。

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かかか、かっわいい〜〜〜〜〜!!!



「なにこれ!?」
「なんですか、この超絶なかわいらしさっ!!!」
「きゃあ〜〜食べられない!」
「帰って一度、息子たちに見せてから、食べます!!」…エトセトラエトセトラ。
開けた瞬間にここまで盛り上がれるお菓子は少ないと思います。

何より、ミカのため息交じりのつぶやきが、一番的確でした。

「やっぱり、江戸は違いますね…」。


うぐぐぐ…そんな身も蓋もないこと言わないでおくれ…九州王国の民よ…。

パッケージもかわいかったし、センス満点で、ハートをぶち抜かれました。
こんなママに育てられた女の子は、さぞかしセンスの良いおしゃれガールに育つことでしょう。

ユリユリ、頑張って元気な女の子(←もうわかってるらしい)を生んで戻ってきてね〜〜〜