2012年11月

2012年11月30日

食材視察の一日。

先日は、片道3時間半かけてとある半島へ遠征に。
冷静に考えてみると、3時間半あったら香港まで行けちゃうわけです。
九州って広いなぁ〜〜、と帰りの電車の中でしみじみ(しみじ〜〜み)思いました

どこに行ったのかは、各自以下のヒントから考えてみてください。

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まず、アサイチでうかがった取材先でお茶の代わりに「いらっしゃい」と出してくださったお味噌汁。
なにげにふぐ入りです。
早々に度肝抜きです。

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そして絶品あおさを獲っている生産者さんのところへ。
あおさってこんなに美味しかったんだーーと、めちゃくちゃ感動しました。
たぶん人生で食べたあおさの中で、一番美味しかったです
(人生でどれだけあおさを食べているかは不明ですが。)


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そして手延べそうめんの名工に直々に素麺作りのレクチャーを受けました。

このあたりから、どの地方に伺ったのかわかる人にはわかるかも??


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お昼には芸術的なひらめの活き造りをいただき。



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「これ、今日中に取材終わんのかな?」と不安になりながらも後半に突入。

後半第一弾訪問先は… ↑こちら。何を造っているところかわかります??

私も皆さんも大好きな、米の飲料です(笑)。
お腹いっぱいなのに、試飲だけは別腹という…


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で、こんどは漁港に移動して、絶品タコ刺し。…まだ食べる!?

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さらに山へ移動して、絶品豚しゃぶ。・・・ままま、まだ食べるっ!!?

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というところで、最後は里に下りてきて、じゃがいもで終了〜〜。





という、スーパー充実のロケハンでした。
一日でこれだけ過密って、政府観光庁主催のプレスツアー並みです(笑)

おかげですっかりこの地域のファンになってしまいました。
海の幸、山の幸に恵まれた土地でした。

このエリア、春ごろには新規の制作物としてご紹介できそうです〜〜





2012年11月29日

月刊はかた2012年ラスト号、発売!

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昨日は朝7時から夜8時までという、計13時間のロケハンに出ておりました。
書きたいことは山のようにあるのですが、本日は月刊はかたの発売日なので、こちらの報告を先に(笑)。

今月号は年に一回の人気企画、「住宅特集」です。

月刊はかたの住宅特集は、毎年とっても好評です。
いつも食とか歴史ばっかりやってるからかもしれませんが、「はかたの家の特集はいいもの多くて目の保養になります〜」とよくお声をいただきます。

しかし一方では「いい物件やいいインテリアすぎて、手の届かないものばかりです」という声も毎年必ずチラホラ…。


違うんです、皆様!!(・・・と、声を大にして言いたい!)


意外にも、はかたに出ているハウスメーカーさんやインテリアメーカーさんのものは、質の高さからすると逆に割安なくらいなんですよ。
毎回反響の高い糸島の「へいせい木の家」さんなんかも、もんのすごく素敵な家なんですけど、価格帯はびっくりするほどお手頃です。

ウエダ   「私、家建てるときは絶対へいせいさんにします!」
担当部長 「まずは結婚してください!」

という会話をかれこれ6年くらい繰り返していますが、未だにその想いは衰えません。
私でも頑張れば買える(かもしれない)くらいの良心的価格で、あんなに素敵な家を提案してくださるのです。

「月刊はかた=高級!」という先入観を捨てて、ぜひ今号を住環境のご参考になさってくださいね〜〜

2012年11月27日

プロの技

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本日取材に行ったお店で出逢った、職人技。

わかります??中央の人参、見えます??

見事に、蝶が羽ばたいているのです。

触覚まで非常に繊細に切られていて、しかも最後に二つの羽部分をクルンと裏返して形を整えているんです。


…って、なんでしょう、この私のひどい表現力。書いていても意味不明。

同じプロでも、仕事のレベルが違いすぎます



古伊万里などを使った器はどれも趣きがあり、またお料理も刺身のツマに至るまで本当に美味しくて、完璧なプロの仕事を見させていただきました。
こちらのお店は、月刊はかた1月号「博多の女」でご紹介しまーす。

2012年11月26日

特集余波

現在発売中の九州王国、非常に読者さまからの評判が良くて嬉しいです

初めての「署名原稿」スタイルの、極めて独善的な特集内容だったので、「大丈夫かなぁ〜」と内心ドキドキしていたのですが、「読んだことがある作品も、見方を変えると面白いですね!」とか、読者様ご自身の別視点からの感想をいただいたりとか、あるいは「読みたくなって本屋さんに行ったら廃版になっていました!」とか(笑)。

とにかく反響がいつもよりずいぶんと多くて嬉しいです。
加えて、九州王国の読者様には読書家が多いことも改めて判明して、嬉しいです(笑)。


初めてこういった試みをするときはバクバクしますが、5周年を迎えた今、初心忘るべからずの精神でこれからもチャレンジング編集部でまいりたいと思います
温かく見守ってください


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第二特集の「田の神さあ」も好評

3連休は私も「田の神さあ」探しに南九州へ行ってきました。
私がみつけた↑の神さあは、わかりづらいかもしれませんが、つけまつげ並みに睫毛バチバチで、勝手に「ぱみゅぱみゅ神さあ」と名付けておきました。御召し物は阪神タイガースみたいなんですけど。
…一応改めて言っておくと、霊験あらたかな神さま、です(笑)。


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ちなみに、ヤナッチがえびの取材に行ったときに買ってきてくれたこの素朴お菓子。

びぃっくりするくらい、美味しかったです
チーズ饅頭と亀城せんべいという、見た目非常に素朴な「一般的お菓子」なのですが、レベルが高い!
いい素材を使って、丁寧に作られているのがよくわかる味わいでした。

「九州の逸品」担当者としては、こういうもの見つけると嬉しくなっちゃいます

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そして、先週ミカが出張先から買ってきてくれたこちらの「臼杵せんべい」も、生首パッケージは衝撃的ですが(笑)、味わいは素朴で美味しかったです〜〜。


小さな町にはまだまだたくさんの名品が残っていますね。
九州王国では「九州の逸品魂」を継続して発揮できるよう、各地で出会ったいろんな味やお店を紹介していきたいと思います。

2012年11月22日

九州を代表するディーバにskype取材

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昨日はスタッフ・ゴイシが、東京とスカイプをつないで取材。

世の中便利になったなぁ〜〜としみじみ隠し撮りしてみました。

ちなみに画面の向こうにいらっしゃるのは、福岡出身・冬といえば!の歌姫です。
ロマンスのっていうより、歌の神様です。
「ものすごく物腰が柔らかで、温かくて、素敵な方でした」と、うっとりのゴイシ。
ちなみに彼女が生まれて初めて買ったCDはこの方のCDだそう。
そのころは、そんなスターと20年後にTV電話で話す日が来るなんて、考えたことなかったでしょうねぇ〜。


この取材の内容は、九州王国2月号で掲載予定です。
クリスマスも迎えてないうちから、すでに編集部内はバレンタインデー号にとりかかっております


2012年11月21日

ワインの街、勝沼へ。

先日、東京に行った際に時間があったので、ちょいと足を延ばして山梨県の勝沼まで行ってきました。

勝沼といえば、日本を代表するワイナリー密集エリア。
九州のワイン関連の企画を抱えていることもあり、視察を兼ねて…というのはいつもの通り言い訳でして、前から行ってみたかったのです。この、狭いエリアに33ものドメーヌがひしめくという地域に。
念願、叶いました

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見てください、この景色。
まるでボルドーじゃないですか。行ったことも見たこともないけど。

山と葡萄畑が織りなす景色が、非常に美しい街です。


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そして各ドメーヌでは趣向を凝らした試飲スペースを設けており。

こちらは、500円で9種のワインが試飲し放題、自分でディスペンサーから注ぎ放題という、太っ腹なお蔵さん。
これで「太っ腹だ」と思っていたら、この後訪れた蔵では、無料で何十種類も飲み放題でした。
なんというワイン天国の街なんだー


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また、リーデルのグラスを80種類近く展示している蔵もあり、これも見ごたえがありました。
ワイングラスってこんなにも形状がさまざまあるんだー、と半分酔った頭で勉強。



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葡萄は収穫した後だったので、残念ながら畑はご覧の姿なのですが、それでも美しいですよね。


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圧巻は、市が運営するというこちらの施設。(↑「ぶどうの丘」)

何がすごいって、1100円払ったら、市内主要ドメーヌが造るワイン約180種類が試飲し放題なのです。
しかも手酌で(笑)。
あらま、気兼ねなく飲めちゃう

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そりゃあもう、地下のカーヴは大賑わいでした。
老若男女、日本人も外国人も入り乱れての、大ワイン飲み会です
それでも酔っぱらって大声あげたり、うずくまったりしている人がいないというのは、さすがワイン好きはマナーを知っていますね。



城島とか鹿島とか、九州の酒どころもいっそこんな場所を作っちゃえば、「酒どころ」として全国的知名度もあがり、新たな観光名所になるのになー、と思いました。
ちなみにこの↑施設は温泉&宿泊施設付。
確実に、需要がありそうです。


帰りの電車を待っていたら、新宿行き特急「ワイン飲み号」が先に停車し、勝沼からもたくさん乗り込んでいらっしゃいました。
「まだ飲むか!?(笑)」と思いつつも、これまた余韻を楽しむいい演出だな〜と思いました


2012年11月20日

アホ編集部?

昨日、とある契約書を見ながらヤナッチとミヨッシーが頭を悩ませていました。

「ウエダさん、『かくれたかし』ってなんですか?」と聞かれ、私の頭には「隠れタカシ」という文字がインプット。

「隠れタカシ?隆?孝志?貴史??何それ、ウォーリーみたいなもの??」

と聞くと、「うーん、そんなかんじです。『かくれたかしを発見した場合には…』って書いてます」。


…“隠れタカシ”を発見した場合!!?


なんでしょう、それ。
新しいゲームの匂いもします。
ドラゴンボール的な、「隠れタカシ」を見つける冒険が始まっているのでしょうか??


「この地方の方言じゃないですか?」
「変換ミスかも」
「タカシがこの契約書のどこかに隠れてるのかもしれませんよ」
「タカシ探せ、タカシーー!」

と、喧々諤々の編集部。
ヤナッチがついに、先方に確認してみる…と受話器を上げた瞬間に、

「待てーーーーーーぃっ!!」と間一髪、私のネット検索が間に合いました。

「『隠れタカシ』じゃない…




隠れた瑕疵』だわっ!!!!」



・・・という、非常におそまつな結末で。
ああ瑕疵ね、瑕疵。 普段使わないもん、そんな言葉ーー

びっくりするほど全員のアホが露呈して、大笑いとなりました。
先方に電話しなくて良かった〜〜〜〜、ほんとに。

2012年11月19日

話し仕事

本日は、とある会合でお話をするお仕事をいただきました。

この「話す」というお仕事は稀〜にいただくのですが、ご存じのとおり、我々の職種は「人の話を聞く」のがメインのお仕事なので、「話す」のは正直言うと若干不得意分野です。

今日も、「緊張するなぁ…」と編集部でつぶやいていたら、「80人近くも集まる会ですしねぇ」「しかも福博の重鎮ばかりですから、そりゃ緊張しますよね」「女性が一人もいない会なんでしょ?うわぁ〜厳しいでしょうね、目」とか散々スタッフたちに煽られ、涙目で出陣

PCの資料に助けてもらおうと思っていたら、スピーチ開始5分でPCの電源が落ちる

私の華麗なトーク術が弾けるわけもなく、内心のアワワワ を隠すことに精いっぱいで終えました。

やっぱり本業を頑張ります・・・


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編集部に戻ってきたら、意気消沈しているであろう私を励ますために、出来立てみたらし団子をヤナッチが買ってきてくれてました。
(…というのは錯覚で、たまたま誓文払い中の石村萬盛堂さん前を通りかかったので買ってきてくれたようです)


編集部でお団子食べてる時間が一番幸せだな〜〜と、噛みしめてました
と言いながらもやっぱり、30代も日々成長を続けなくてはいけないので、いただけるお仕事はできるだけすべて、果敢にチャレンジし続けていこうと思います


2012年11月16日

ボジョレー解禁&耳納連山収穫祭終盤!

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昨日からJR博多シティでは18日までの4日間、ボジョレーイベントを開催しています。
2Fコンコースで、こだわりのボジョレー4種を一杯200円で試飲&販売するという素敵イベント
JR博多シティの方と一緒に行かせていただいたのですが、大盛況でした。

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視察だけ…なわけはなく、当然4種全制覇

うむ、今年もおいしいです。薀蓄はよくわからないけど、美味しいです。
私が美味しい!と思ったワインは安いほうから2番目のものでしたので、相変わらずのフトコロにブラボーな経済的舌に感謝しつつ。


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「耳納連山収穫祭」も18日までということで、せっかくならラストスパートで耳納の美味しいものも一緒に楽しみましょう、と10Fのくうてんへ。

オイスターバーでは、生牡蠣の上に、巨峰のソースや柿のコンポートなどがたっぷり。
旨すぎる〜〜
白ワイングビグビです。

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そして、お店を変えて、「耳納あかぶた」の食べ納め〜〜。
このころになると完全に酔っぱらって、何を撮っているのかわかりませんが、一応ワインではなく奥の豚を撮っているつもりです。
全く写ってないけれども。

しっかしこの豚、本当に美味しいです。イベリコを初めて食べたときも「豚の肉質ってこんなに違うんだ!」と驚きましたが、この耳納あかぶたを食べた衝撃はそれ以上でした。
まだの方は、くうてんで今週日曜まで食べられますよ。

18日(日)までは、くうてんで耳納の食材とボジョレーをどちらも楽しめるという、夢の期間。
福博の皆様、お見逃しなく〜〜この週末は、くうてんへGO!です









2012年11月15日

江戸の名店ランチ

東京出張中はいつもなんだかいい思いをさせていただくのですが、今回も会議の合間に社長から「せっかくだから、美味しいランチを食べに行きましょう!」とベリー素敵なお誘いを受け、ヤッホーイとついて行かせていただきました。

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場所は弊社からすぐ、日本橋の老舗「割烹とよだ」さんです。(素敵提案をしてくれた社長の後ろ姿付


とても素敵な佇まいで老舗然とした余裕すら感じさせます。
さすがお江戸のランチは違うわぁ〜〜〜。

直前にヤナッチから「本日のランチは長浜500円海鮮丼です!」という写メが届いていたので(←というか、いちいちなぜ出張中の私にランチ報告をしてくる?)、「ごめんねぇ、ひとりで贅沢させてもらって」と福岡の方角に合掌しながら、1500円の日替わり定食をいただきました。


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正直に言いましょう。

最初、「炊き込みご飯+一品+吸い物&香の物」で1500円というのは、やっぱり東京価格だなぁ〜と思っていました。
福岡なら980円でいけるんじゃないかなぁ〜、と。

しかし。いや、しかし。

私は自分の認識不足を改めました。

やはり江戸の老舗は、美味しい。
お吸い物のダシ一つとっても、本当に贅沢な味わいです。
炊き込みご飯だけで1500円取ってもいいんじゃないかとまで(このシビアな私が)思うくらい、しみじみ旨い。
お米一粒まで残らず、キレ〜〜〜〜イに完食しました。

文久3年創業の底力ですね。
だって文久3年って新撰組が結成された年ですよ。関係ないけど。



ちなみに、お店から会社に戻る途中で「老舗はすごい…老舗はすごい…」と私がブツブツ言っていたら、社長が「ここの立ち食いソバは330年ですよ〜」とサラリと言うので、「えぇーっ!!330!? すごい、さぞ美味しいんでしょうね!!!」と言ったら、キョトン顔の社長。




330円、の聞き間違いでした

頭が老舗でいっぱいだったもので。


ちなみにちなみに、江戸楽編集長もこの日のこのランチをブログにあげていました→
なぜか同じiphoneなのに、こっちのほうがピンが合っているという…