2005年11月04日

本日の職務内容。

今日は、
1 とある名店に「逸品本2」への取材のお願いに行って、
2 とあるラジオの収録に同席して
3 とあるお店に本誌来月号の取材に行って
4 とある書店に「美容日記」の納品に行きました。


どうですか、この働きっぷり。
労働者でしょ。仕事してるでしょ。
あまり自慢しちゃうと、普段の働いてないっぷりをわざわざ露呈してるみたいですね。

…でもやっぱり自慢させて下さい。(どっちやねん←突っ込みの手です)
「逸品本の取材何軒行った」とか「本誌の取材何店か行った」とか「納品のために書店いくつか周った」というようなことはよくあるのですが、4種類全て違う内容の媒体に対する、違う内容の仕事をするということはなかなかありません。
まるで聖徳太子並みに頭と身体を切り替える、わが身の器用さに惚れ惚れしました。
頭の中のストップウォッチを作動させ、「次の仕事まであと何分」というカウントダウンを常に考えながら、一分の遅れもなく全ての仕事をこなす私。
…完璧でした、私の頭の中の時計。(韓国映画のタイトルにかけてみました)
ま、人に言うと、「それって頭のなかじゃなくて、腹時計が作動してたんじゃないの?」と言われそうですが。



腹時計は確かに作動しておりました。何より一日の中で辛かったのは、胃です。
何が辛かったって、ほぼ全てのアポイント先でコーヒーを頂いたので、夕方になるにつれてだんだん胃に重みを感じ始めたのです。もともとコーヒーがそんなに得意じゃないのに加えて、本日は大の苦手なタバコの洗礼も受けてしまったので、気分の悪さ絶好調。(本日二度目のどっちやねん
2時間、タバコの煙で目から涙が出るほどの密室に監禁されておりました。ラジオの収録スタジオです。ギョーカイの人たちってタバコお好きですよね、ほんと。ギョーカイ人っぽくは一生なれそうもありません。

ちなみに錚々たる業界人が集まったスタジオで、何をまかり間違ったのか、私は一番ど真ん中の、おそらく一番えらい人が座るであろう席を占拠しておりました。キュー出す人の真後ろです。
…だってプロデューサーさんが勧めてくれたんだもん〜〜。
一番えらい(?)プロデューサーさんは隅っこのほうに座っていらっしゃっいました。
本当に力のある人は常に謙虚なのだよね〜、と謙虚さのかけらもない自分を棚にあげて感心した次第です。




2005年11月02日

編集長風邪の巻。

1f891ab9.jpg編集長がここ2週間ほどずーーっと風邪を患っています。
電話を取ると鼻声で、取材先でもゴホゴホし、飲み会ではフラフラで(これは違う理由?)、会議中は目がトロ〜っとしていたので、「いい加減病院に行ってください!!」と全員で毎日説得していたのですが、なかなか行ってくれませんでした。

「しょうがないよね、編集長忙しいし。病院行く暇もないのよね」と多少の理解を示していたのですが、それにしてもここまで悪化しても病院に行かないとなるとよほどの理由があるのではないか?と疑ってしまいます。宗教上の理由とか。犯罪のアシがつくとか。病院アレルギーとか。実は全身に刺青してるとか。


恐る恐る聞いてみると、返ってきた答えは至って単純明快でした。

「え〜だって、注射いやだし。粉薬出されたら飲めないし」

…。
…あ、あなた30代も半ばでしたよねーーーーっ!!
ブーブークッションとか離乳食とかの記憶も遠い、結構いい御歳の働き盛りの男性でしたよねっ!?
注射とか粉薬よりももっと辛い、社会の荒波を潜り抜けてきた社会人(しかも編集長)の発言とは思えません。10歳近く年下のスタッフに「…今すぐ病院に行ってください」と冷たい視線を浴びせかけられておりました。


それでも断固病院拒否運動を続け、私に「半径50cm以内に近寄らないでください!」とか非情な言葉を浴びせられていたのですが。
本日とうとう観念しました。
編集長の斜め後ろで働くスタッフMの「うつされました。熱っぽいです。責任とってください」という脅迫に耐えかね、やっと病院に行ってくれました。
恐怖の粉薬を2種類も出されたらしく、ランチ後にこの世の終わりかのように飲んでいました。


風邪を長引かせてしまったら粉薬の種類も増えるようです。
皆さんも早めに病院、行ってくださいね






2005年11月01日

ハロウィーン@九州

昨日、半ば冗談でアメリカ文化を冷笑すべく「ハッピーハロウィーン」とタイトルを付けたのですが、現代ニッポンにおいてハロウィーンは立派に根付いているようです。冷笑どころじゃありません。もはやアメリカ文化どっぷりです。文化植民地一歩手前です。びっくりしました。


なんと、我が家(郊外新興住宅地)の地域において、近所の子どもたちが仮装して「Trick or Treat!」と隣のお宅を訪問しているのを見たのですよ!
一瞬わが目を疑いました。
ここってコロラドだっけ?カリフォルニアだっけ??
しかも一軒に大挙して20人くらいの小悪魔たちが押し寄せているのです
「菓子をくれ、菓子をくれ〜〜ぇ」と。
かなり本格的に仮装しておりました。
カーテンの隙間からその様子を魔女のように見ていた私の姿に恐れをなしたのか、なぜかうちには来ませんでした。
なんだか嬉しくなって飴とかチョコとか用意してたのにさっ。…あ、私もアメリカ病に簡単に感染してるじゃん。


それにしても…オーストラリアに住んでいたときも、イギリスにいたときも、こんな光景見たことありません。この風習はまさにアメリカオンリーだと思っていたのに、まさか九州の片田舎に浸透しているとは!!!恐るべし大国アメェリカ。少しずつ文化侵食は進んでいます。


夜、神戸の友人と話していたら「最近はどこの小学校でもハロウィーンイベントがあるらしいよ」と聞きました。
「九州の地域性を誇る本を!」と言う前に、「日本という地域性」を日本の皆さんに紹介しなくてはならなくなる日も近いようです。


2005年10月31日

ハッピーハロウィーン♪

10ec103e.jpgきゃあぁぁ〜きゃわゆい
おうちの、テディに、ハロウィンお面付けちゃいましたぁ。
くまちゃんとぉ、カボチャちゃんのぉ、夢の共演ですぅ〜
はっぴ〜はろうぃんですぅ



…鍋について書かせたら今、右に出る者はいないのではないか、と文章力を自負している私ですが、なぜ「かわいらしさ」を表現する文章は書けないのでしょう。
上記のアホ文章が私のできうる限り、限界の「かわいこちゃん風原稿」です。
能力のなさを痛感します。
いや、違う。能力じゃなくて素質がないのか?
かわいこちゃん原稿はかわいこちゃんにしか書けないのでしょうか?
それじゃあプロじゃないよなぁ。。。


先日、プロを見ました。
ご報告が遅れましたが、トコさんのサイン会会場でです。
29日の土曜日、キャナルシティにて無事トコさんのサイン会が終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。

で、サイン会前に「アサデス。」(九州・山口限定の朝の情報番組です)の撮影があったのですよ。トコさんと、レポーターの方二人で本のご紹介をきゃいきゃいと楽しくしてくださいました。
その風景を隠し撮りしたのがこの写真です。(クリックすると大きくなります)
sainn
この写真ではカメラが本に向いてますが、その前の二人のトークの時にはカメラがお二人に超接近しておりました。
そのときのカメラと顔の間、わずか20センチです!!
アップってほんとにアップなんですね〜〜〜。
お二人は美人組だったので、なんの抵抗もなく20センチカメラに話しかけてましたが、普通あの距離の撮影に耐えられる女子はいないですよ!!
ハロー毛穴ってくらいの至近距離です。
さっすがプロ。
プロたるものこうであるべきですね。
毛穴も産毛もさらしてこそ、プロ。プロフェッショナルの鏡です。


放映は明後日2日(水曜)だそうです。
もしご覧になる方いらっしゃったら、お二人の至近距離トークを楽しみにしてみてください。

2005年10月28日

怪奇現象勃発。

姉さん、事件です。
弊社編集部内において、怪奇現象がおきてしまいました。

場所:わが社給湯室
時間:12時半
事象:急須暴発



お弁当組のスタッフたちがお昼ごはんを食べようとしたとき、事件は起きました。
若手だし…と気を利かせたスタッフYが(頻出人物ですね)、5人分のお茶を入れてくれようとしたそうです。私はその場にいませんでした。後ほど、次々にスタッフたちが証言をしてくれました。

スタッフS「ウエダさん、急須が、急須が、す、すごいことになってます!!ブクブクブク…(泡ふく音)」

編集長「なんだこのお茶!!濃縮還元茶か!?これまでに見たことがない色!!」

スタッフA「超高濃度カテキン茶がわが社から生まれたんじゃないですか!?とても生じゃ飲めないけど」

スタッフM「早く写真に撮ってください!ピューリッツァー賞ものの衝撃映像です!」


…と興奮する彼らを横目に目にしたものは、急須からこぼれんばかりにあふれ出した茶葉でした。宇宙戦争の映像かと思いました。急須から、オチャッパが、あふれてるんですよ。その急須で、お茶が、入れられてるんですよ。


証拠画像
お茶


これ、あんまりインパクトないですね。
私たちが実際目にした画像はディープインパクトでした。
まさに、「チャというものの存在を知らない民族が、初めてチャとキュウスを目にし、入れてみた」といったような光景が広がっておりました。


しょうがないですよね。ええ、ええ、しょうがないです。
なんせお茶を入れてくれたY君はアメリカ帰りの帰国子女なので。
日本茶の入れ方なんて知らなかったのでしょう、そうでしょう。
茶葉はふやけたら量がかさむことを知らなかったのでしょう、そうでしょう。
無理もありません。
だってしつこいですがアメリカ帰りですから。日本茶文化で育ってませんから。
緑茶なのに珈琲みたいな液体が入ってました
コーヒーとかコーラとかを「主要飲料」として育ってきたから仕方ありませんね。
許してあげましょう。


…ま、Y君、実は18歳までは普通に日本で育ってますけどね。。。
あはははは。…はぁ




*****************

トコさんサイン会:明日 キャナルシティ福家書店 15時から!!!
みなさん奮ってお越しください〜〜い!!!


2005年10月27日

鍋鍋鍋。

福岡も、日に日に朝晩の冷え込みが厳しくなってきております。
寒くなったら恋しくなるのは、やはり鍋ですよね。
私も恋しくなりました。
なりすぎました。
なりすぎて鍋の霊にとりつかれました。
ただいま、連続鍋記録を更新中です。


きりたんぽスタートは先週土曜日のきりたんぽ鍋から。
10月号の小特集で東北への旅路をご紹介したのですが、その取材旅行をスタッフSに譲ってしまいました。そのため、きりたんぽを食べ損ねたので誌面を見るたびに「東北いいね〜きりたんぽ食べたいね〜」と恨めしく思っていました。恨みを晴らすべく、我が家できりたんぽ鍋実践。あとは明治通りにある「みちのく夢プラザ」へ行って青森りんごソフトとかを食せば、東北への憧憬熱も少しは収まることでしょう。



日曜日はモツ鍋の「もつ壙」さんへ。こちらは黒ごま麺で有名なお店です。東京にも確か支店がありましたので、東京の皆さんも是非博多の味をお楽しみください。
ちなみに福岡(薬院)のお店は芸能人がよく訪れることでも有名。この日は我々の隣のテーブルで、新人アーティスト(女性二人組)に芸能関係者っぽいおじさま3人が「芸能界の心得」をトクトクと話していました。面白かったので耳ダンボで聞いてたら、写真撮るのを忘れました。『芸能界で生き残るにはジャズやサンバもできなくてはいけない!』のだそうです。…サンバって。
鼻ピアスとへそピアスをあけた二人組が神妙に聞いてました。



水炊き月曜日は博多名物水炊きです。九州以外の方に「博多の鍋と言えば?」と聞かれたら「モツ鍋!」と言う人が多いでしょうが、博多の人に同じ質問をすると八割の人が「水炊き」と答えます。コラーゲンとヒアルロン酸がたっぷり入っている、博多っ子の郷土心あふれる鍋です。美容にもいい。じゃあもちろん「美容日記」担当編集者は食べておかないとね  中洲の「華味鳥」さんです。




火曜日。鍋行脚一時中断。取材先で猛烈咳おじさまに遭遇。風邪再発の予感。





すっぽん水曜日(昨日)。風邪をひいたら、やっぱりすっぽん!
ということで久しぶりにすっぽんをいただきに西中洲の「前田」さんへいきました。こちらのシメの雑炊とお漬物は、私が人生で食べた全てのものの中でもベストスリーに入る、超絶セットです。お腹いっぱいで胃が「申し訳ないが、もうこれ以上は無理だ」と言っていたにも関わらず、舌が止まってくれませんでした。おかげで腹18分目。「食べ過ぎて死亡」という人類始まって以来の悲劇ニュースが新聞に掲載されることにならないよう、どうにか生きて家路につきました。次の日やっぱり風邪は治ってました。風邪をひいたらルル…じゃなくてスッポンです。絶対。


以上、5日間で4鍋です。
ちなみに明日、新人スタッフKの歓迎会をするのですが、これも水炊き屋さんですることが決まっております…6日間で5鍋。
こうなると、火曜の一時中断が悔しく思えてきます。どうせなら全食鍋ウィーク完結させればよかった。
…私は何を目指し、どこへ行こうとしているのでしょうか。

2005年10月26日

一年前の今頃。

64d758bf.JPG昨年のこの時期のことを思い返すと、記憶に蘇るのは「福岡のおいしいケーキ屋さん」(2004年10月15日発行)の思い出ばかりです。
毎日毎日撮影用のケーキをどっさり頂き、編集部内に配るも追いつかず、昼・夜抜きでケーキ三昧の日々でした。
取材に行くと、お店さんはご好意で「これも食べて行きな」と3つ4つ勧めてくださるのですが、一日に取材する店は平均3〜4件。「出されたものは残さない」という有難い親の躾を守る私は、取材前には「糖分をシャットアウトする」漢方を必ず服用しておりました。


こうして食べた数は、おそらく少なく見積もっても、1冊できあがるまでに300個以上になると思います。発行後によく「もう、ケーキ見るのもいやでしょ?」と聞かれましたが、締切当日に「入稿祝い〜〜」とケーキを買って帰ってたくらいなので、全くケーキ恐怖症にはなりませんでした。恐らくDNAに組み込まれているであろう生まれついての食いしん坊性質、親に感謝します。


ちなみにこの本の取材で改めて感じたのは、「どこのケーキ屋さんがおいしい」ではなくて、「どこの何というケーキがおいしい!」という感想が一番正しいということ。それぞれのケーキ屋さんがこれぞ!!という素晴らしい作品を持っているのですよ。


そのうちの一つを一年ぶりに本日頂きました。
今日取材先から戻ってくると机の上に、イニミニマニモ地下二階のボッテガオットー様から、「秋の新製品ができました」と焼き菓子セットが送られてきていたのです
取材疲れと運転疲れが一気に吹き飛びました。
ぎゃーっこれこれこれこーーれーーーー


マイ、ラヴです。ラーヴーです。
このお店、福岡の方なら「あ〜、あのオットーグループね」と誰もが知ってるグループ店のひとつですが、ここのフィナンシェのおいしさを知ってる人は少ないでしょう。
生菓子ももちろんおいしいですが、フィナンシェは本当に、ハンパなくおいしいです。
あ、「ハンパなく」なんてはしたない表現使ってしまいました。ま、そんな分別を忘れるくらいおいしいってことです。
外側サクサク中ジュワ〜〜〜バターの風味フワ〜〜私トロ〜〜
できれば店頭でできたてを食べて頂きたいですが、お家でもちょっと温めてくれればノープロブレムです。


一年ぶりにとても嬉しいプレゼントでした。
なんだか少しだけ一日ケーキ5個とかの日々が、懐かしくなっちゃいました。
ボッテガオットーさん、ありがとうございました!


2005年10月25日

430円で松茸を。

a7816b07.jpg毎月25日は何の日かご存知ですか?

はい、ニコチャンの日です。
一昨日のブログで書いたニコチャン弁当の日です。
ニコチャンが持ちうる全ての技術と力を発揮したお弁当を、楽しむことができる日です。


今日は11時半ごろ取材先にまで編集長から「ニコチャンの日だけど。いる?」とメールが入るほどの、全社をあげて気合たっぷりの臨戦態勢でした。
その結果が、写真の内容です。
430円のお弁当なのに、なんと松茸ごはんです!!
見間違いではありません。調理人さんの腕の高さを感心するほどに薄いですが、間違いなく松茸です。
日本人の松茸への畏敬の念をあざ笑うかのような価格設定ではないですか。
そして、メインは和風ステーキと一口エビカツ
極めつけのデザートはティラミス

…小学生が考える「高そうな料理」を一堂に集めたような、わかりやすい「豪華弁当」でした。
その後、お手洗いでお隣のオフィスで働いているきれいなお姉さんと話していたら、彼女もまた「今日はニコチャンでした」と言われていました。恐るべしニコチャン浸透率。


ちなみにお味は…というと、ちょっと実より名をとるために頑張りすぎちゃった?と思える節もあったので、私にはいつもの身分相応のニコチャンのほうが良いです。

ん?いつの間にか、逸品ハンターのはずが、ニコチャン評論家になりつつ…?