九州王国

2024年03月14日

九州王国4月号(2024)発売です。200号め!!

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九州王国200号目が発刊となりました〜〜〜〜

節目の号にふさわしい表紙は、西都原の薄暮の桜。美しすぎる。菜の花の黄色、桜のピンク、薄闇の青。裏表紙の国立博物館の広告とも色合いぴったりで、200号としてずっと飾っておきたい一冊となりました。


大特集は「西の都、平戸の国際交流」。
陸続きで行ける九州最西端の地、平戸(もともとは島ですが、今は平戸大橋が架かっているので九州最西端ともいえます)。大陸のすぐ目と鼻の先という立地から、歴史上ずっと世界への玄関口でありました。遣唐使や遣隋使の寄港地でもあり、またかの有名な松浦水軍の拠点でもあり、貿易&国防の最前線でもあった地。大航海時代には西の都と呼ばれ、出島以前の国際貿易都市でした。
そして今年生誕400年を迎える、台湾解放のヒーロー「鄭成功」が生まれた土地でもあります。
それらすべての平戸の歴史を、ぎゅっとまとめました。一冊で平戸の新しい魅力を知っていただけると思います。

第二特集は「不知火海のカキを食べ比べ!
熊本県南西部の水俣、芦北、津奈木エリアはカキの人気生産地。それぞれに少しずつ違うと言われる3つのエリアの牡蠣小屋を訪ねて、生産者さんのお話やお店のみなさんのこだわりをお聞きしました。牡蠣小屋シーズンがそろそろ終わって寂しいなーと思われている皆さん、安心してください(←安村?)このエリアの牡蠣はなんと、5月まで食べられるそうです!まだまだ牡蠣シーズン、終わりませんよ〜〜


今月は歴史とグルメの二本立て!小特集で、福岡県小郡市の見どころ案内もあります。春の行楽シーズンを前に、目白押しの一冊ですよー

2024年03月06日

九州王国が、いよいよ…!

ここ一か月の間に2回、名刺交換のときに「はじめま・・・して、じゃない!」ということがありました。

名前を見た瞬間、二人して、「あれ?…あの??」みたいになり。
先方はお二人とも転職されており、前職のときにお世話になった方。
そしてどちらも15〜20年近く前にお会いしていた方で、まだ弊社が「月刊はかた」しか作っていなかったときだったため、「九州王国のウエダさんは、月刊はかたのウエダさんなんですか!?」と2回とも同じ驚き方をされました

「お互い、長くこの業界にいますね〜〜」と苦笑まじり。でもまんざらでもない(笑)。
長く働くって、経験と知識と人脈が積まれていくので、とても仕事しやすくなるな、と年々感じます。上記のお二人も全く同じ業界で転職されているので、キャリアが途切れていないのですね。
わが社の新人たちにも、「長く働くと働くだけ楽しくなるよ」と催眠術のように伝えていきたいと思います


本日、そんな九州王国4月号の下版日だったのですが、最終稿を眺めながらある部分に一人、しんみり。

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どこが特別か、わかります?
なんと次号の九州王国・・・・200号目なのです!!わお、めでたい!!

入社面接の日に「九州とアジアをつなぐ雑誌を作ってみたいです」と社長に話した22年前が走馬灯のように蘇ります。それから準備期間を経て、無事創刊できた「九州王国」が、200号(=16.6年)を迎えました。そりゃ長老扱いされるわけだわ

今一緒に作ってくれているスタッフ、これまで一緒に作ってくれたOBスタッフ、そして創刊から支えてくださったクライアントの皆様、ずっと楽しみに読んでくださる読者様。心から、すべての皆様に感謝です。16年経っても尚、毎月一文字一文字に精魂込めて、1Pたりともつまらないページとならぬよう、全力で一冊を作り続けています。300号、400号と続けられるよう、編集部一同、ますます精進いたします。



2024年02月27日

ミカの取材先土産

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ミカが取材地で買ってきてくれたお土産2点。
「カスドース」と「ごぼう餅」。

カスドースは全然「カス」じゃなくて、とっても上品な美味しい洋菓子。
ごぼう餅は全く「ごぼう」要素がない、なぜ名前が「ごぼう餅」なのか謎の和菓子。

上記2つが名物の土地が、次号の大特集の舞台です。
さ〜て、どこでしょうー?

2024年02月14日

月刊九州王国3月号(2024)発売です!

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表紙を手にした経理のキム姉が「うわぁ、なんですかこの、美しさ!」と驚嘆した3月号があがってきました。ほんとに、何がどうなってるかわからないほど美しい今月の表紙。カメラマンって、手品師です。(←語彙…

大特集は「佐賀、文学の舞台を旅する

佐賀って、古代には邪馬台国があったし(あったかどうかわかんないけど)、幕末にはめちゃ重要藩だったし…と各時代ごとに物語があるので、文学作品になりやすい町のようです。
司馬遼太郎から檀一雄まで、さまざまな文豪たちが舞台にした「佐賀」を巡ってみました。
作品を読んでから旅に出ると、面白さが倍増すると思います。


第二特集は「手しごとの郷、人吉

球磨焼酎や温泉で人気の「人吉」ですが、意外にも「手しごと」=工芸品も豊かな土地なのです。鋸や包丁、伝統玩具など、手しごとの現場を取材しました。余裕がある町には工芸品が根付いてますよね。ここ人吉も、700年もの間相良氏という一族が統治した珍しい土地なので、さまざまな伝統文化が途切れることなく育ったようです。しかも相良氏、幕府に隠れて「隠し田」を開墾していたので、年貢でカツカツではなく、領民全体に余裕があったそう。だから「米」を原料とした贅沢な「米焼酎」生まれたんですね。



ということで、今月も大人の知的好奇心を刺激する二本立て!
美しい表紙とともに、飾って、読んで、二度お楽しみください


2024年01月16日

沖縄好き、必読の一冊です!

月刊はかたで「福岡映像の記憶」、九州王国で「九州よろず歴史旅」を連載中の渡辺考さんの新刊が発売されました!

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『ディープ・オキナワ』かもがわ出版 2,000円(税別)


NHK沖縄チーフディレクターの渡辺考さんによる、めちゃくちゃディープで濃厚な沖縄記です。

私も個人的に沖縄は大好きで、戦跡もグスクもやちむんの里も海もやんばるも行ってますが、これを読むと「私は今まで沖縄で何を見てきたのだろうか?」という大反省モードに陥ります。同じ景色を見て、同じ爆音を聞いても、感じる深さが違いすぎる。考さんの思考の広さ&深さに改めて驚かされる一冊です。たった2年10か月の沖縄赴任中に、これほどまでに人脈を増やし、隅から隅まで取材している行動力にも驚かされます。

次に沖縄旅行に行く前に、ぜひご一読を。青い海と深い緑の合間に潜む、沖縄の深淵を知ってから旅に行くと、また違う景色が見えると思います。ヘリオス、オリオン、泡盛ーーー!とへべれけになる前に、まず読みましょう。(あなたも私も)

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あとがきに少しだけ登場させていただきました。嬉し

2024年01月12日

九州王国2月号(2024)、発売です

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寒々しくない爽やかな表紙の2月号が上がってきました。こちら、2月に繁殖するアオサだそうです。アオサって、今が旬なんですね。春かと思っていました。表紙ひとつで、旬の勉強までできちゃう九州王国です


大特集は「九州最先端の街 福岡アイランドシティ」。

人口減少が進む日本の中で、突出して人口が増え続けている政令指定都市が福岡市。その中でもさらに増加率が高いのが「アイランドシティ」です。街が生まれてからまだ18年しか経っていないのに、こんなにも急成長を続けている秘密を探ってきました。この街の秘密がわかると、これからの各都市が目指す「町づくり」のヒントがもらえるかもしれません。というか、ヒントだらけでした。新しい町づくりを企画する人、移住を考えている人、日本の将来を憂いている人…皆さんに読んでいただきたい特集です。

第二特集は「山へ海へ、佐賀キャンプに行こう」。

佐賀県が今、キャンパーから注目されています。もともとあったキャンプ場をリニューアルして、より快適なキャンプ場へ変貌を遂げているそう。しかも、釣りOKだったり、ペットOKだったり、多様性にも対応しているのが人気の秘密。今回は山キャンプと海キャンプのおすすめキャンプ場を、それぞれご紹介しています。取材したのは編集部きってのキャンプ好き、ミカです。年始もブリカマを持ってキャンプに行き、焚火でブリカマを焼いたそうです。ツワモノ!!


という、新春二本立て
今年も歴史あり、アクティビティあり、問題提起あり…と、超オリジナリティ豊かな文化情報誌として(←個性的、ともいう)邁進する所存です。読者の皆様、2024年もよろしくお願いいたします。

2023年12月14日

2024年最初の九州王国、発売です!

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寒々しい美しさの九州王国1月号が上がってきました!2024年版最初の一冊です。

大特集は「遺産の島 上五島を巡る」。

五島列島の北側の島、「上五島」が舞台の特集です。
この島、世界遺産でもあり日本遺産でもあり無形文化遺産もあり。本当に「遺産だらけ」の島なのです。遣唐使の時代から大陸との接点であり、伴天連追放令の後は潜伏キリシタンの島ともなった、有史以来、さまざまな歴史を紡いできている稀有な島。
上五島といえば、教会めぐりと五島うどんがメインに思われると思いますが、それだけではない、「深い上五島」を取材しました。2024年、大人におすすめの旅行先の一つです。


第二特集は「柳川、竹田、延岡 文人を訪ねる旅へ

柳川の北原白秋、竹田の滝廉太郎、延岡の若山牧水。日本を代表する文化人である3人が育ったのは、それぞれ県は跨ぐものの、とても近い土地。才能を育むきっかけとなったのは、故郷のどのような風景だったのかを訪ね歩きました。同時期に生まれた3人ですが(白秋・牧水は同い年、廉太郎は6つ上)、24歳、43歳、57歳とそれぞれ若くして亡くなっています。天才は早世するのでしょうか?まだまだたくさんの作品を作っていただきたかったですね。


今号は、大人の知識欲を満たす旅へ誘う1冊です。年始の旅行先のヒントに、ご活用ください


2023年11月14日

月刊九州王国12月号(2023)、発売です!

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奇跡のような表紙の12月号が上がってきました。最初見たとき、「この景色、どうなってんの?」と思いましたが、清家カメラマンによる「秘密にしたい絶景」だそうです。ほんとに不思議な絶景。玖珠だそうですよ。ご興味ある方は本誌をチェック!



大特集は「百済から続く全羅道に、九州を探す

「全羅道(チョルラド)」って声に出して読みたい地名じゃないですか?なんか響きがかわいい

「百済」「高句麗」「新羅」の三国時代は教科書でもおなじみだと思いますが、その中の「百済」が特に九州とゆかりが深かったことは皆さんご存じでしょうか?
私は九州王国の編集者になるまで、白村江くらいしか知識がありませんでした。しかし九州で歴史を深堀すると、いろんなところで「百済」の痕跡が見えてきます。朝鮮式山城も今までいろんな特集で出てきたし。
ということで、今回は百済から続く「全羅道」の歴史を、九州とのゆかりをベースに繙きました。韓国取材に行く前に、マッコリと山芋料理しかスケジュールに上げていなかったヤナッチに、無理やり歴史スポットを回れと指令を出し、方向転換。ほっといたらあやうく「マッコリ特集」になるところでした 読み応えのある特集に仕上がっていると思います…ほっ。


第二特集は「北阿蘇 3つのホットに出会う旅

こちらは一転、軽めの観光特集です。一気に寒くなってきたので、北阿蘇で身体も心も温められるスポットをご紹介します。温泉あり、グルメあり、新千円札の先生あり。個人的には42Pの南小国のパワースポットに興味あります。4000年前のシュメール文字が刻まれた巨石があるんですってー!メソポタミアから熊本まで、何がどうやって伝わってきたのか…北阿蘇の古代文明もお楽しみください。


ということで、いよいよ今号が(数字上)2023年最後の号となりました。早いなぁ。
実際には来月12月15日に、2024年1月号が上がります。そして、我々の仕事上での2023年最後の号はその次、2024年2月号(1月15日発売)になります。年内まだあと2号も作るのか!と心から焦っているところです… (←月刊はかたもある…

2023年11月08日

「アゴーラ山の上」が「ヒルトップリゾート」に!

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今月、「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」が「ヒルトップリゾート福岡」に屋号を変えられたことに伴い、メディア内覧会のご招待いただいたので本日ミカと一緒にお邪魔してきました。

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まず客室を見せていただいたのですが、ガラリと変わっていました。私も以前の「山の上」さんには宿泊したことがありますが、同じお部屋の「リノベ」とは思えないほど、すごい変わりようです。まず和室はすべてベッドルームに代わり、欄間などはおしゃれな洋風に。押し入れだったスペースはトリプルユースのベッドルームに変わっていました。めちゃくちゃびっくり。

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冷蔵庫には八女茶のサービス。こういうの、地味に嬉しいですね。

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客室のお茶は飲み比べできるように数種類セット。その他、茶香炉があったり、ボードゲームがあったりと、女子会やインバウンド客も盛り上がりそうです。

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リニューアルしたレストランは、ビュッフェスタイルのサラダバーが圧巻!野菜モリモリ食べ放題です。アンチョビやオリーブ、ヒマワリの種など「おしゃれサラダ」用トッピングも充実。

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スイーツブッフェもセンス良すぎ〜〜!チーズケーキツリー、テンション上がりました。っていうか、普段甘いものそんなに食べないくせに、あまりに美しすぎて全種類とってしまいました。当然自分の中の糖分許容量を大幅に超えましたが、美味しくいただきました

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なにより特筆すべきは、この景色ですね!広報の方に「こんな角度で福岡を見たことないです!」って言ったら、「そうでしょ。福岡で一番の景色だと思っています」と自信を見せられていました。納得。緑の奥に町が広がり、その先に海と空。ここから見える福岡は、ものすごく美しいです。これは夜景も相当きれいだろうなー。

ということで、大変貌を遂げた「ヒルトップリゾート福岡」、めちゃくちゃおすすめです。
夏のBBQもかなり素敵ですが、これからの季節は室内からヌクヌクでこの眺望を楽しみましょう。市内在住者のホカンスにもおすすめです。



**********余話**********




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ミカが運転して連れて行ってくれたんですが、先に私をおろしたあと、20回くらい切り返してもなかなか駐車できないミカ。ものすごく小刻みに前に行ったりバックしたりを繰り返していたので、最後のほう面白くなっちゃって、外で一人爆笑しながらその様子を撮影してました。性格悪いわー、私


2023年10月13日

九州王国11月号(20023)、発売です!

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赤い絨毯に覆われた両子寺の参道。今月号も清家道子先生による素晴らしい表紙で上がってきました。余談ですがyoutubeの最新SEIKE MICHIKOチャンネルにおいて先生、鎖場のある崖の側面に腰かけて、優雅にコーヒーをすすっておられます。この崖にカップコーヒー持って登ったの!?と、その体力と度胸に改めて驚かされます…カメラマン、恐るべし。

さて、大特集は「天下人が九州で見た夢」。
天下人・秀吉は九州にかなり多くの足跡を残しています。大陸出兵の足がかりとなった名護屋城はもちろん、博多の町割りをしたり、伴天連追放令を出したり、九州中でいろんなことをしてくれちゃっています(良くも悪くも)。ただ一つ、秀吉も世界を見据えたときにその拠点にしようと思いついたのは九州だったんだなーと思うと、九州王国を樹立した我々(←語弊がある)と一部似た考えはあったようです。その後の野望は全く違いますが。
清濁含めた、秀吉の九州での足跡を追いました。「秀吉の『やかましい!』の一言であの観光地のセミは鳴かなくなった」等、しょーもないオモシロ話もあります


第二特集は「沖縄最北の島をホッピング!
この時→の特集です。沖縄ってリピーターが最も多い観光地の一つだと思うのですが、こんな旅をしたことがある人は少ないのではないでしょうか?かなりレアだけど、とっても面白そうな新しい沖縄の魅力を発掘しています。私も次の沖縄は、最北の島に行ってみたいです


という、今月も濃い二本立てでお届けしまーす