九州王国

2022年11月14日

月刊九州王国12月号(2022)発売です!

先週1週間の長期出張で、四十路とは思えないほどの日焼けをしてきてしまったウエダですが、取材裏話(顛末記ともいう)は明日以降に。今日は今年最後の九州王国のご紹介を。

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大特集は「佐賀、あの人の旅路」。

佐賀県って地味な県扱いされますけど(←すみません)、華々しい方々が訪れている「人気観光地」なんですよ。
森鴎外や北原白秋などの文人をはじめ、青木繁が癒された温泉や、美空ひばりがご当地ソングを歌っている(珍しい!)町など、面白スポット満載です。あのマッカーサーが愛した酒、なんていうものも。
関係ないけど先週の出張中、東京から来たクライアントさんに佐賀の酒を勧めたところ、「あれ?佐賀ってお酒おいしいんだね」と言わしめました!グッジョブ、私。佐賀酒推進大使です(自称)。

あの人が旅した佐賀を、一緒に旅してみませんか?


第二特集は「人吉、温泉ノスタルジー」。

九州には温泉観光地が山ほどありますが、球磨川沿いの人吉もその一つ。
なんとも鄙びた風情ある町で、大衆浴場や銭湯がいい味を出しているのです。
ノスタルジーにたっぷり浸れる、昭和な温泉の数々をご紹介しましょう。
何度も水害と闘ってきた地域ですが、それでもこの町と生きるという、強い決意と愛情が感じられる特集です。

なんとこの号で2022年版が終了。先週ずっと半袖だったのに、もう年末って…早すぎる。


2022年11月02日

読者反響

九州王国も気づいたら次号でもう184号。ついこの間創刊したと思ってたのに、15年を超えました。

創刊時、「アジアと九州をつなぐ雑誌に」とか「九州の人・文化・歴史の資源を掘り起こしたい」とかいろんな想いがありましたが、一番強く思っていたのは「九州の人が、もっともっと地元を自慢できるような雑誌を作りたい」ということ。詳しく知らない地元の偉人や、おぼろげな歴史を掘り起こすことで、「私たちの九州って、こんなに素晴らしい土地なんだ!」とたくさん気づいていただけたら…と、毎号自治体や郷土史家の皆さんと一緒に掘り起こし続けて15年。

昨日届いてた読者はがきに、胸を打たれました。




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そう、まさに、私たちが読者の皆さんにお届けしたい想いはこれ↑なんです!!
なんて嬉しいコメント…
嬉しすぎて、「この人にプレゼント当てて」と言ったら、「ダメです。厳選なる抽選です」とビシッと怒られました。すみません、危うく法律違反をするところでした。


ついでにエゴサしたら、こんなツイートも。


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アイコンばれないように黒枠で囲みましたが、これもめちゃくちゃうれしいー−
一生懸命作った誌面が、いろんな人に届いているんだなと思うと、スタッフ全員本当に救われます。

200号まで頑張るぞー!…て、あっという間だな。
500号まで頑張るぞー!!…て、すでにおばあちゃんになってるな

2022年10月17日

月刊九州王国11月号(2022)、発売です

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大特集は「かたつむりの祈り」。

長崎の平和祈念像を作った彫刻家・北村西望の特集です。
数々の名作を作り上げた天才彫刻家であるにも関わらず、自らを「天才ではなく、コツコツ努力するかたつむりだ」と自称した西望の言葉から、このタイトルが生まれました。偉人たちってみんな謙虚ですね。
新幹線開通に沸く長崎から、生まれ故郷の島原まで取材しました。偉人の足跡を、各地でたどってみてください。


第二特集は「伝説の刀鍛冶 三池典太光世」。

典太なの?光世なの?とどっちが名前なのかすらわからなかった無知編集長ですが、この特集を読んでよくわかりました。大牟田が名刀の産地であることも、光世さんが類まれなる刀匠であったということも。ついでに呼びかけるときは「典太さん!」ではなく、「光世さん!」が正解だということも知りました。
現在も大牟田には刀鍛冶がいくつか残っているのだとか。帯刀しない時代になっても、伝統は受け継がれているんですね。素晴らしい。現在、日本には日本刀を作る刀匠が300人ほどいるそうです。

ということで、今月も硬派な2本立てです

なんと2022年号も、今号を含めてあと2号となりました。まだ半袖なんですけど!
年末が迫ってきていてガクブルです…(毎年恒例、12月の制作スケジュールを見て泡を吹きました)

2022年09月14日

月刊九州王国10月号(2022)発売です!

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めちゃくちゃ写真を撮る私の手が映りこんでいますが、何度撮り直しても映っちゃうので諦めました。先日の中秋の名月も美しかったですが、今月号の九州王国表紙の月も負けず劣らず美しいです。


第一特集は「幕末明治、筑前の女傑たち

昨今のご時世もあり、現代のネタを取り上げるのであれば我々も「男女」で人をくくることはしないと思います。しかし、幕末明治期に、これほど女性たちが活躍していた筑前を見逃すわけにはいきません。参政権はおろか、大学入学すら認められていなかった時代に、男装したり、直談判したり、ありとあらゆる努力をして、自活する権利を得て行った女性たち。数カ月前の「宇良田唯」の特集のときにも同じことを書いた気がしますが、九州は女性たちがしっかり自立した歴史を持つ地域だと感じます。
特にジェンダー観について強い思想を持つ編集部ではないですが、単純に、「恵まれない環境の中で不屈の闘志で戦う弱者」を応援したい。当時の女性も、そのカテゴリーに入ると思います。


第二特集は「国東農業を育んだ千年の知恵

宇佐神宮を中心に神仏習合の文化を築いた国東半島。平地は少ないし、降水量も少ないし…と農業に全く不向きな土地でありながら、今や米やしいたけなど、九州を代表する農業どころ。知恵と工夫で「豊穣の地」を作り出した、国東農業の1000年間を紐解きました。
不可能はないことを、教えてくれます。


今月も骨太の2本立て。秋の夜長にじっくりとご高覧ください。

2022年08月12日

九州王国9月号(2022)発売です。

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大特集は「高潔の石炭王、佐藤慶太郎」。

こちら、企画自体は5年くらい前から温めていた、温めすぎ特集です
自分が生涯で稼いだお金は、ぜ〜〜〜んぶ社会のために使い切って死ぬ、というものすごく潔い考えを持った石炭商・佐藤慶太郎のお話。
この人、かっこいいです。私財で日本初の公立美術館(現・東京都美術館)を建てたり、学校に寄付したり、病院に寄付したり、本当に「自分が儲けた金は全部社会に還元する」という考え方が徹底している人。森鷗外が「金持ちは稼いだお金を芸術や学問に役立てろ(意訳)!」と怒ってましたが、鷗外も暮らした北九州に、それを実現した男がいたのです。
彼を知らなかった人(はーい、私も!)、ぜひこの特集で知ってあげてください。



第二特集は「ユネスコが認めた食文化創造都市 臼杵」。

大分県臼杵市はユネスコが認定した「食文化創造都市」の一つ。日本では鶴岡市と臼杵市の2市のみが認定されているそうです。まず、「食文化創造都市とは何か?」という疑問から「なぜ臼杵が?」まで、臼杵の食文化を徹底的に繙きました。
ふぐで有名な地ですが、ふぐだけじゃないんですよ。豊かな食文化を誌面でお楽しみください。


そして!そしてそして!
あの日のブログで書いた、スタアにいよいよ今号でご登場いただいています

ちょっとジャブ的にご登場いただいた姉妹誌「月刊はかた」のほうが先に発売されて、若干バズったのですが(ありがとうございます!)、こちらこそが本命インタビューです。
草剛さん、「マイフェイバリット九州王国」でご登場です〜〜

撮影時のお食事マイルールから、島原で驚いたことまで、ローカルネタ満載でお届けします。草さんが九州のこと語ってくれてるだけで嬉しい



ちなみに取材裏話。ズームインタビューの最後、「ありがとうございました!」からズームを切る瞬間までの間に、草さんが変顔して「バイバーイ」ってしてくれたそうなのですが(なんと気さくなスター!!性格良すぎ…)、驚くことにこちら側のチカもつられて変顔してサヨナラしたそうです…何その、胆力…。
森高千里さんの電話インタビューで震えてたヤナッチ(←往年の森高ファン)とは、肝っ玉が違います。


2022年07月14日

九州王国8月号(2022)発売です!

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「なんだか涼しそう!」と初見でみんなで口をそろえた今月の表紙。氷柱のようですが、これ、ダムの水なんですってー。巨匠カメラマンの手にかかると、ダムも芸術になりますね。


今月の大特集は「佐賀 唯一無二のミュージアム巡り」。

巻頭から、佐賀県知事にフル登場していただいている、佐賀推しまくり特集です。
吉野ヶ里から名護屋城、九州陶磁美術館…と時代や分野を超えて、佐賀県は実にバラエティ豊かなミュージアムが充実したエリアです。
今回はそれぞれのミュージアムをタレントの中上真亜子さんが巡ってリポートしてくださっています。最初のページではおろされている中上さんの髪が、次の館ではお団子にまとめられているのを見て、「取材日暑かったんだろうなー」と思いました。そんなところに注目するの私くらいしかいないでしょうけど、ぜひ隅々までお楽しみください。



第二特集は「妖(あやかし)たちとの夏」。

冒頭の表紙リードをご紹介しましょう。
「夏の夜空の月が蒼く輝くとき、人にあらざるものたちの宴が始まる。」
やーーーーん、恥ずかしい
中二病全開のこの感じ、すごく恥ずかしいーーーー

ヤナッチの中に眠るラノベ感・アニメ感・ゲーム感がぎゅっと凝縮した一文です。
私は恥ずかしいけど、本人は全然恥ずかしがってなかったので、これでGO出しました。
特集中身はうちらしい、読み応えのある硬派な内容なんですけどね。リードがなんかゾワゾワしませんか?(私だけ?)

鬼や河童、天狗など九州に残る伝承には、それぞれもととなった人物や出来事、天災などが関係しています。それらを一つ一つ検証してみました。
巻頭の「マイフェイバリット」も今月は稲川淳二さんだし、この第二特集もちょっとだけホラーっぽいし(ヤナッチの文章が)、夏にふさわしい一冊になりました。

今月もお楽しみいただけると幸いです


2022年06月15日

ZOOM取材の相手

本日、チカがZOOM取材をしたお相手は、日本を代表するアイドルだったあの人。(←過去形にしたら怒られそうですが、いまやアイドルを超越した存在です)

我々世代(というか、30代以上の全ての日本国民)にとっては、彼ら以前と以後でアイドルの定義が変わるほどの、国民的スターでした。
めちゃくちゃファンというわけではなくても、彼らの歌を街中で聞かない日はなかったし、彼らの姿をTVで見ない日もないくらいでした。youtubeやサブスクで、見るもの、聞くものの個別化が進んだ現代では考えられないことですね。

まさか九州王国に、その人が出る日が来るとは〜〜〜感慨深い。高校生の私に、「将来、仕事で関わる日がくるよ!」と教えてあげたい。絶対信じないだろうけど(笑)。

編集部のオジサン&オバサン’sが興奮している横で、当のチカ(20代)は、当時のスーパースターぶりを知らないので、全く緊張した様子もなく。「え?じゃあ私の横で、画面見ときます?」と先輩たちに横暴な提案をしてました。先輩チーム、恐縮して拒否ww

音声だけ聞こえてきましたが、楽しそうな取材っぷりから、画面で見る通りのいい人オーラを感じました。インタビューの様子は、月刊九州王国9月号で掲載予定です。

今、中高生の皆さん。もしかしたら20年後にSnowManやBTSとお仕事できる人生が待っているかもしれませんよ

2022年06月14日

九州王国7月号(2022)発売です!

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大特集は「山鹿に灯りがともる夏」。
3年ぶりに開催される山鹿灯篭祭りの特集です。

勇壮な祭りが多い九州では珍しく、とてもたおやかで優美な山鹿灯篭祭り。
女性たちが頭に金灯篭を掲げて舞う姿が有名ですが、あの踊り、実は歴史がまだ浅いんです。勝手に阿波踊り並みに古い踊りかと思っていたのですが、その誕生秘話も書いています。
今年は見に行けたらいいなー。

第二特集は「鎌倉時代の大分をゆく」。
今年の大河ドラマも鎌倉が舞台ですが、大分には鎌倉時代由来のものが非常に多く残されています。代表選手は、緒方三郎惟栄!「…誰、それ?」って思った人、ご安心ください。ウエダも全く知りませんでした。企画会議段階から、「え?誰?何した人?なんて読むの??」というレベルでしたが、物知りスタッフたちのおかげで面白い特集に仕上がりました。みんなよく知ってるなー、ほんと。(←たぶん編集長が最も無知です…



「名店からの案内状」では沖縄の名店を、「旅するアジア」ではドバイの最新情報を掲載しています。そろそろ旅準備も始めていい雰囲気が出てきましたね〜〜まずは九州王国で予習しましょう!(緒方三郎惟栄も一緒に学ぼー!)



2022年05月16日

月刊九州王国6月号(2022)、発売です!

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大特集は「牛深生まれのドクトル・メディツィーネ」。

日本女性で初めてドイツの医学博士の学位を取った、宇良田唯さんの特集です。
明治6年に天草・牛深で生まれた少女は、めちゃくちゃいい縁談などを断って、医学の道を志します。理由は「もっと勉強したいから」。縁談先の夫となる人もその志を理解して快く離縁し、彼女を医学の世界に送り出します。なんか思うんですけど、世間では「九州男児」だの「男尊女卑」だのと古い九州は揶揄されがちですが、九州王国を作っていると活躍している女性がとっても多い気がするんです。九州って実はすごく男女フラットな土地なんじゃないですかね。実際住んでいても、女性が活躍する場が多い気がするし、世間で言うような男子至上主義の人なんか見たことないし。
明治時代から唯さんのような女性たちが、切り拓いてきてくれた結果かもしれません。


第二特集は「偉人たちの花物語」。
”加藤清正と椿”とか、”大隈重信と蘭”とか、意外な人たちの花との物語を綴っています。
特集内には出てこないのですが、目次の藤の写真が圧巻なので、そちらもぜひご覧を。


今月はしっかり読み物の2本立て。
雨の季節に、じっくり読書をお楽しみくださいませ〜〜






2022年04月14日

九州王国5月号(2022)発売です!

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大特集は「都を守護した伝説の敗者」。

ミカは若干中二病ぎみなポエマーなのですが(←いい意味で!)、このタイトルにもその才能がいかんなく発揮されている気がします。褒めてます。ものすごく。

「薩摩隼人」という言葉は皆さん聞いたことがあると思うのですが、ではその「隼人」とはなんぞや?…という、隼人の謎を解く特集です。
手前みそですが、めちゃくちゃ面白くて、隼人で大河ドラマ作ったらいいのにーと思うほどでした。
「もののけ姫」のアシタカのモデルが蝦夷という説があるそうですが、蝦夷があるなら隼人の物語も読みたい!大和と蝦夷以上に、大和と隼人の関係が面白いのです。まさにタイトル通り、「敗者」なのに都を守護する役目を司るという数奇な運命。「放生会」も隼人から始まってるんですよーーー詳しくは本誌参照お願いします

第二特集は「千秋の武雄録」。
タイトル最初に出したとき、「チアキって誰ですか?」って聞かれました。
違います。「千秋=せんしゅう」です。「一日千秋」の、千秋です。

温泉地として知られる武雄ですが、実は長い歴史の間に頼朝、秀吉、武蔵…と錚々たる偉人メンバーと関わってきた土地なのです。結構驚きの史実がいっぱい。歴史を知ると観光はもっと楽しくなりますね。



ということで、今号は久々に「すっごく九州王国らしい」号となりました。
「そうそう、こういうのが九州王国だよね!」と校正しながら、自分たちで何度も自画自賛してました(笑)。
GWに九州を訪れる全国の皆さんのお土産にも、おすすめですーー知的なお土産を、明太子やかるかんに添えてお渡しください