2020年08月11日
「招かれざる客」鑑賞。
九州王国9月号(8月15日発売号)で作家の西村健さんが紹介しているのがこちらの映画。
なんと、もう半世紀以上も前の作品です。
タイトルだけ知っていた状態で未見だったのですが、今回の西村さんの原稿を読んで観たくなり、早速鑑賞しました。
昔の作品って、今見るとちょっと流れが単調だったり、冗長だったりするものも多いじゃないですか。
若干、「よし、名作を見よう!」と気合を入れて観なきゃいけないものもあると思うのですが、この作品は驚くほど時代を感じさせず、ものすごく面白かったです。
脚本がいいのかな。テンポもいいし、セリフもいいし、何より役者さんたちがすごくいい。
黒人男性と白人女性の結婚という、人種問題を扱っているために重い社会派になりがちなところを、家族の物語にうまくまとめています。
「時代を感じさせない」と書きましたが、50年前にこの作品で問題提起しているにも関わらず、現在のアメリカはまだ解決できていないばかりか、さらに人種間の溝が深まりつつあることに、根の深さを感じます。
多民族国家の持つ永遠の課題なのかもしれません。
じっくり考えさせられる、とてもとても良い作品でした。
直訳じゃない邦題も素晴らしいですね。(原題:Guess Who's Coming to Dinner)
なんと、もう半世紀以上も前の作品です。
タイトルだけ知っていた状態で未見だったのですが、今回の西村さんの原稿を読んで観たくなり、早速鑑賞しました。
昔の作品って、今見るとちょっと流れが単調だったり、冗長だったりするものも多いじゃないですか。
若干、「よし、名作を見よう!」と気合を入れて観なきゃいけないものもあると思うのですが、この作品は驚くほど時代を感じさせず、ものすごく面白かったです。
脚本がいいのかな。テンポもいいし、セリフもいいし、何より役者さんたちがすごくいい。
黒人男性と白人女性の結婚という、人種問題を扱っているために重い社会派になりがちなところを、家族の物語にうまくまとめています。
「時代を感じさせない」と書きましたが、50年前にこの作品で問題提起しているにも関わらず、現在のアメリカはまだ解決できていないばかりか、さらに人種間の溝が深まりつつあることに、根の深さを感じます。
多民族国家の持つ永遠の課題なのかもしれません。
じっくり考えさせられる、とてもとても良い作品でした。
直訳じゃない邦題も素晴らしいですね。(原題:Guess Who's Coming to Dinner)
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