久々、九州の逸品。鹿児島取材余話。

2008年01月25日

主観的文章。

本日は月刊はかたの検版日(=1ヶ月で一番てんやわんやな日)でした。

来月の月刊はかた特集は「世界を酔わせるsakeの魅力」。
外国人の皆さんと日本酒を楽しんでみたり、世界に発信しようとされている蔵元さんを訪ねたり、となかなか楽しい特集になっています。

で、その最終原稿を本日チェックしていたのですが、ある原稿にふとひっかかりました。
それは次の文章。


「お米を削れば削るほど美味しいお酒になります。」


…言いたいことはわかります。
要は“大吟醸が美味しい”と書きたかったのでしょう。
でも迷わず、書き直しをしてもらいました。
最高テンパリDAYであることは百も承知で、鬼ウエダは書き直し令を出させていただきました。
誤解を招きそうだったので。


私たちのような仕事をしていると、時々何が主観で何が客観なのかがわからなくなります。
私たちは「福岡 上等なディナー」という本も出していますが、読者の方の中には「この店が上等?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
このような主観の違いは、ある程度は避けられないものだと思います。

でも、「大吟醸が一番おいしい」というのはあまりにも乱暴な文章に思えたのです。
濃厚な香りを好む方もいれば、キレよりコクを求められる方もいるはず。


80!先日いただいたこちらのお酒は、なんと精米歩合80%。
大吟醸の対角上にあるお酒ですが、ふくよかな香りと独特の旨みがある、とってもおいしいお酒でした。

やはり編集者は、視点を広く持ち、多角的に物事を見ることが一番必要なスキルだと思います。
出来る限り、誰が読んでも納得して楽しんでもらえる一冊に近づけるように。

自分も含め、まだまだスキルアップしていかなくてはいけないな、と改めて反省しました。

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