2018年10月

2018年10月03日

10月の福岡は「芸術の秋」です。

10月のアクロス福岡は、ものすごい「芸術の秋」になっています。
なんと、3大テノールの一人・カレーラスは来るわ、オペラ「カルメン」はあるわ、オペラの原点ともいわれる「オルフェオ」も上演されるわ、ベルリンフィルもミュンヘンフィルも登場するわ…と世界の音楽シーンのトップたちが次々と来福するのです。
「カレーラスもサッバティーニも福岡に来るんだって!」という話をしていたら、私の隣席の「食欲の秋担当男子」が「カレーライスとザッハトルテがセットなんですか!」と言ってました。
すみません、ほんとすみません…レジェンドたちに土下座させたいです。

と言いつつも、私もそんなに造詣が深いわけではなく、似たり寄ったりなのですが、昨日はトップバッターを飾るジュゼッペ・サッバティーニさんのリサイタルに伺わせていただきました。

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※駆けあがる男性を激写したみたいになってすみません。


正直、公演が始まるまでは、疲れてたし空腹だし、あらゆる意味で「ぐー」を心配していたのですが、始まってみると睡眠欲も食欲も吹っ飛びました。
素人の私でも、一気に引き込まれるほどの素晴らしい歌声。
声帯がもう楽器なんじゃないかと思えるほど、実にさまざまな音を奏でており、ピアノとの二人っきりの舞台とは全く思えないくらい、華やかで美しいステージでした。

そして観客の皆様の「ブラボー」タイミングが完璧で、さすがオペラ慣れしていらっしゃる方はすごいなーと、いろんなところで感動しました。

10月の芸術にあふれる福岡を、皆様もぜひご堪能くださいね。

2018年10月01日

アトリエ訪問

台風前の金曜日、日本を代表するとある芸術の大家のアトリエを訪問させていただきました。
辿り着いたアトリエの入口が、この景色。

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窓に映る鳥の影は、実際に鳥が間違ってガラスにぶつからないために貼ったシールだそうです。
素晴らしい借景…息をのむ光景。
実際にはいつも通り、「うわ〜〜すごい!きれい!やばい!鳥肌!!」と少ないボキャブラリーを連呼しまくり、息をのめてませんでしたが。

ちなみに正面に見える島は姫島だそうです。
「あぁ〜あれが野村望東尼が流刑になった島ですか」とつい口にしたら、「あの島を見て野村望東尼を思い出すのは月刊はかたさんだけです」と言われました


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近くの海岸まで夕陽を眺めに降りたのですが、プライベートビーチは美しく清掃されており、ゴミひとつなく、人っ子一人おらず。
遠藤周作の世界を思わせる、深淵な気持ちに包まれました。
こんなに美しい夕日を見たのは何年ぶりだろう…。


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海岸に打ち寄せられた流木一つで宇宙的視野の話が広がる、芸術家の皆様。
なぜこんな遠いところから写真を撮っているのかというと、パンプスで来てしまったので、「このまま砂浜に突入したら砂まみれになるなー」と逡巡していたのです…すみません、俗世の悩みで。


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でもちゃんと突入しましたよー。砂まみれだけど、宇宙的視野の話に参加しましたよー。
証拠の流木接写と、ヒールで踏み荒らした私の足跡。


結局終電間際までじっくりお話を聞かせていただき、とても貴重な時間を過ごさせていただきました。巨匠は驚くほど気さくで、物腰柔らかで、すごーく素敵なおじい様でした(←日本を代表する巨匠に対して馴れ馴れしいですが、そのくらい敷居を下げてくださる方でした)。

またも、人生の糧となるような素晴らしい出会いをいただき、感謝の一日でした