2005年03月14日
ホワイトデーに沖縄菓子。

300円のチョコがグッチやブルガリに形を変えるスーパーマジックを目の当たりにした皆さん、おめでとうございます。
バレンタインという儀式を毎年無視している編集部には、そんなマジックは当然起きるわけはなく、代わりに撮影サンプルとして南国からとても素敵なものが届きました。サータアンダギーです。
このお菓子、みなさんおなじみだとは思いますが、各家庭によって味がかなり違うのをご存知ですか?おばあのさじ加減ひとつで、周りのカリカリ度、中のふわっと感、甘さや味の濃さ等が大きく異なってきます。沖縄の人にとってはまさに家庭の味、おばあの味なんですね。
そのおばあが作ったサータアンダギーをそのまま届けてくれるというところを、今回の本ではご紹介します。工場で大量生産されたものではないので形も大きさもバラバラですが、何より味に温もりがあります。かぼちゃや紫芋等いろんな種類があるのですが、これらもなんだか家の畑にできていたものでちょっと作ったよ、というような素朴感が漂っています。甘さも控えめだし。
なんだかまるで自分のおばあが作ってくれたような気にすらなってきます。
送ってくださった方に「届きました。ありがとうございました」という電話をしたら、ほんわかイントネーションで「おいしいからみんなで食べてね〜」という意味の沖縄弁をおっしゃってくださいました。電話なのに笑顔が見えました。沖縄の人に電話をかけると、いつも本当に嬉しい気分にさせてくれます。
笑顔(想像図)と温かいサータアンダギー、編集部への嬉しいホワイトデーギフトでした。男性諸君、グッチより効果的かもしれませんよ〜〜。