2005年04月17日

九州の朝ごはん。

a1f6896d.JPGおはようございます。
日曜日の朝8時に会社でブログを書いているっていうのは忌々しき事態ですね。本来日曜の朝というのは、10時くらいに起きて、テラスのカウチチェアなんかに座って、スコーンとクロテッドクリームと紅茶を手にして、微笑んでいたりするものです。しかし、朝ごはんを食べる余裕もなく、誰もいない社内で眉間にシワよせてブログ書いてたりするのが現実です。厳しいですね、現実社会。

お腹もすいたし、朝ごはんに最適なお取り寄せを紹介することにしましょう。
上記の夢物語と違って、私の朝食は必ず和食です。イメージ的に、九州の朝の食卓は和食であるべきです。(勝手?)
で、朝ごはんに欠かせないのがお味噌汁。
お味噌汁に欠かせないのは油揚げ。…ということにしておいて下さい。

写真の商品、九州の人にはおなじみですがおそらく他地域の方は見たこともないでしょう。
これが、油揚げなんです。
はぁ?と思った方、常識を破る勇気を持ちましょう。
これは、熊本県のある地域の特産物で、水分を減らして乾燥させている油揚げです。特殊加工によって極力水分を減らしているから、常温での長期保存も可能。しかも、お味噌汁や煮物などに使うと、ふわっとしているばかりか一気に水分を吸収するので、味もしっかり染み込むのです。
朝のお味噌汁にはパリパリと割りいれるだけでOK。包丁もいらないのでとっても楽です。また、大きな一枚の形状になっているので、これをだし汁で戻して巻き寿司の海苔の代わりに使うと、ジューシーで一風かわったおいしい巻き寿司ができあがります。


関東や関西に住んでいたころ、九州に遊びに来るたびに母がこれを買っていたのを思い出します。しかし、九州に来ずともお取り寄せできちゃうんですね。なんてラッキーな皆様。

いよいよ発刊も間近ですので、そろそろ何をお取り寄せするか準備を始めましょ〜〜?

2005年04月14日

コンビニの底力。

00beecdb.jpg昨日、さらりとお伝えしたとおり、地震で編集部の食器は全滅しました。お客様へ出すために結婚式の引き出物を持ち寄ったティーセットも、撮影用和食器も、各人のお気に入りのカップも全部粉々でした。マイカップはみんなそれぞれ個性あるものだっただけに残念。殺風景&殺伐&殺気だった社内で、マイカップくらいは癒し&遊びのあるものを、と選んでいたのに。

新しいものを探さなきゃな〜…と思っていた矢先、思わぬところでマイラブリーに出合いました。セブンイレブンです。メーカーの枠を超え、各お菓子メーカーとコラボしたというマグカップを売っていたのですよ。

アポロに一目ぼれして購入。
イチゴとアポロのモノグラムがかわいい♪
カップもかわいいけれど、中にはビッグアポロが入ってました〜。わぁい。

と、社内で浮かれてアポロを配っていたら、続々と信者が集まってきました。次の日にはS嬢が小梅のマグを、編集長がキョロちゃんのマグを。揃ってまんまとセブンの罠にかかったようです。

これに限らず、コンビニ各社の企画力ってすごいですよね。これだけ消費者を飽きさせず、次々と目新しいものを打ち出していく業界って他にあるでしょうか。情報力もすごい。今回逸品としてご紹介する某店のお味噌も、いち早く某コンビニで「○○のお味噌入りおにぎり」として売られ始めました。地域密着の商品でさえ、一気に全国区にしてしまうのですね。

一言だけ付け加えるとすれば、このお味噌、もちろんコンビニおにぎりのものもそれはそれでおいしいのですが、本物には敵いません。当然といえば当然ですが。今回ご紹介するものは、大人気となった今でもひとつひとつ手作りで作られているお味噌。大量生産のものとは一味も二味も違いますよ!

2005年04月13日

優雅なおやつタイム。

5da48ea6.jpg昨日は更新をお休みしてしまってごめんなさい。
「また倒れちゃったの!?大丈夫!?」という皆様からの心温かい心配のメールが…一通もきていません。
はい、サボりですよ。そうですよ。というか、真剣なテンパりですよ。…ばれてますね、きっと。

ランチすら食べる時間がなかった怒涛の山は越えたので、今日は優雅におやつも頂けたのですが(ここで優雅におやつ食べてるから、次の日ランチの時間がまたなくなるのですね〜)、これまた本当に「優雅&優美なおやつ」でした。机の周り1mに亘って積まれている校正紙の山が視界に入らなくなるほど、優雅な雰囲気に包まれるおやつ。ここが殺伐とした編集部ではなく、御簾に囲まれた姫の間であるかと錯覚するほど、優雅な雰囲気に包まれるおやつ。それが、写真のぷりんです。

某名旅館の若女将が作り始めたというこのプリン、最初は宿泊者へのおもてなし用だったのですが、お客様からの熱烈な希望によって通信販売を始めました。完全手作りの無添加なので、朝作ったものをその日のうちに送り、しかも到着日が賞味期限だそうです。しかもしかも、静岡以東は配達に2日かかるため、販売しないという徹底ぶり。「できたて」のおいしさにとことんこだわるんですね〜。

そしてお味は、というとこれがもう。
おいしいっです〜〜〜〜〜!!!!!!
黒蜜の上にカスタードプリン、その上に抹茶ソースと三段階プリンが上品な陶器の中に入っています。上品、上質、優雅、優美…形容詞のオンパレードが思いついてしまいます。いや、これ名詞か。ん?形容動詞?

ついでに食べ終わった後の陶器もかわいくて、再利用できそう。
地震で食器が全滅したわが社では、しばらくこれでお茶をお出ししようか、なんて考えています。

2005年04月11日

ザラメカステラ。

17650945.JPGカステラには2タイプあります。
底にザラメがついているものと、ついていないもの。
どちらがお好きですか?


私はぜぇ〜〜ったいに、ついているものの方が好きです。
単純にあの食感が好きなのですが、真のザラメ好きはそういう理由からザラメカステラを選んでいるわけではないようです。

実はあのザラメ、底にまぶしてあるのではなく生地の中で上白糖と一緒に焼くのだそうです。そうすることで、生地の保湿性が上がりしっとりとした口当たりになるのだとか。ザラメくん、そんな役割を果たしているんですね。へぇ〜〜。62へぇ。
ついでに、生地になじんでいるので、ザラメはどんどんと時間がたつにつれ生地の中に溶け出すんですって。賞味期限ギリギリまで置いておくと、全部溶けてしまってあの食感がなくなってしまうそうですよ!!へぇ〜〜〜!73へぇ。

生地に溶け込んで甘みの増したカステラもおいしそうですが、やはり私はできたてシャリシャリのザラメを楽しみたいです!(賞味期限を待つまでもなく余裕で食べ切れますけどね)。
今回ご紹介するカステラは創業300年を超える老舗のもの。長崎カステラを代表するメーカーでありながら、今なお職人による手作りの製法を守っています。シンプルだからこそ、熟練した職人の技が光るんですね。


「カステラってどれも同じ」と思っている皆さん。
全然違いますから、じっくり味わってみてくださいね。

2005年04月10日

名旅館の味をご自宅で。

ef974d19.jpg今日は一日ひきこもって原稿を書いておりました。
でも昨日と違って気分爽快なのは、外が大雨大嵐だということ♪快晴でぽかぽか陽気の日にひきこもるのはなんだかとても悔しいですけど、こういう嵐の日だと出かけたい気も起こらないので、心穏やかに仕事ができます。要は「人が楽しんでいるときには自分も楽しみたい!」というただ単にわがままなだけのですが。あはは。

もちろん、私なんかよりもっともっと忙しくて一泊旅行に行く時間もないよ、っていう人もたくさんいらっしゃいますよね。このくらいで忙しいとか言っててすみません。(このくらいで倒れててすみません。いやほんと)
そんな皆さんには、ご家庭で手軽に旅行気分を楽しんでもらいましょう。
ジャーン。
嬉野温泉名物、嬉野湯豆腐でーーす!

これ、九州以外の方はご存じないかもしれませんね。佐賀県の嬉野温泉は全国でも有数のアルカリ質の名湯です。そちらの温泉水で湯豆腐をすると、豆腐がアルカリ水に程よく溶けて、トロットロになるんですよ。透明だった水もどんどん白濁してきて、豆腐と湯が渾然一体となってゆくのです。これは見ていても面白い。もちろん食べた時の舌触りは格別です。ちなみに某漫画の中で海原雄山も山岡士郎も栗田さんも、「こ、これは!!」と目を見開いていました。あなたも見開きますよ、絶対。

こちらの商品は豆腐と温泉水のみならず、たれも薬味も全部セットになっているので届いたら土鍋だけあれば、嬉野のあの味が再現できるのです。まさに嬉野の名旅館で頂いている気分。写真のセットはかご盛り豆腐です。こちらは甘い大豆の香りをそのまま楽しみたい方におすすめ。湯豆腐もかご盛り豆腐も、どちらも頼んで豆腐三昧になってもいいですね。

佐賀まで行きたいけど、どうしても時間的余裕がなくて行けないわ…というあなた。あとは「温泉の素」を買ってきて自宅のお風呂に入れて、浴衣でも着て旅館ごっこを楽しんでみてくださいな。


2005年04月09日

桜の木の下。

db3fe5ae.bmp今日は絶好のお花見日和でした。
家で原稿を書いていたのですが、外の陽気を見ていたらうずうずしてきて、近所の公園までお散歩に行ってしまいました。

向かったのは家から10分くらいの公園。この辺では有名な桜の名所です。近づくにつれて漂ってくる芳しい香り。

…ん?桜っていい匂いしたっけ?と思ったそこのあなた。
違います。
桜はそんなには香りません。
漂ってきたのは、BBQの素敵な香りです!!

あちらこちらで皆さんBBQを楽しんでいました。
桜が咲いている、という条件だけでみんなが一斉にお酒飲んだりお肉焼いたりするって面白い習慣ですよね。この時期だけは、公共の場で何をしても許されるような暗黙の了解があります。マイクで歌っても、昼間からネクタイを頭に巻いても、わざわざ公園の駐車場で焼肉をしても。(人が多すぎて、桜皆無の駐車場でやむを得ずBBQしてる人たちもいました。もはや主役が何なのか不明…)特定の花に国民全体が心奪われるっていうのは素敵なことですね。


ちなみに無理やり逸品本に結び付けてみると、今回の本からは極上の生肉もお取り寄せできちゃいます。牛も豚も。九州はブランド肉の宝庫ですからね。魚もおいしいけど、お肉も相当おいしいですよ。

来年のお花見では、隣のグループに負けないように、極上肉でのBBQっていかがですか?それなら駐車場で焼いてても、桜の下の一等地を獲得できたグループに別の意味で勝てるかも!?

2005年04月08日

健康にいいぬか料理をどうぞ。

3e4f52f2.jpg今日は本誌の取材でとあるすっぽん屋さんに行ったのですが、私が倒れたことを知って、ご主人が「元気になれよ」とスッポンの燻製を食べさせてくれました。なんてお優しい。そしてなんておいしい。ここのすっぽん料理屋さんは、すっぽん初心者だった私を月に3度も通わせたことがあるほどの、本当に本当に極上すっぽんを食べさせてくれる名店です。一度食べて虜になりました。そして、私みたいなコゾウでも月に3度頑張れば通えるくらい、すっぽんにしては良心的な価格設定をしてくれています。今日は逸品本とも関係ないので種明かしをしましょう。西中洲の「前田」というお店です。福岡に来られた際は是非、行ってみてください。感動を保証します。


おかげさまで私の元気は有り余るほど蓄積できたのですが、せっかくなのでみなさんにも健康になってもらえるお取り寄せ料理を今回はご紹介しましょう。写真の商品、福岡県某市の歴史深い名物。なんと、ぬかみそで魚を炊いたお料理なんです。
ぬかって洗い落とすイメージがありませんか?糠漬けのイメージですよね。ぬかごとそのまま食べる料理があると聞いて、はじめは私もびっくりしました。
しかし目の前から漂う食欲をそそる香りは間違いなく「おいしい」香りでした。そしてやっぱりおいしかったのですよ。

しかも糠にはビタミンやカルシウムなど栄養素がたっぷり含まれていますよね。これをまるごと食べちゃうんだから、ものすごく体にもいいんです。戦国武将が戦の前に食べていた、というのもうなずけます。

すっぽんで元気いっぱいになった私は、明日の朝あたり今度はこのぬか炊きで貯めた元気を3倍にして休日返上、原稿書きに徹したいと思います!!

あ〜〜お花見したかったな〜〜。

2005年04月07日

オツマミにはこれもいいさぁ〜。

056c95a5.JPGタイトルは上げ気味に読んでください。沖縄っぽく♪

昨日に引き続き、復帰祝いのビール祭りにふさわしいおつまみ紹介です。
「復帰祝い」って何?…ってもちろん私の体調復帰祝いですよ。
「ビール祭り」って何?…って健康にビールが飲めるようになった私が、家で一人で行っている非常に私的な祭りです。

で、今日ご紹介するおつまみは「豆腐よう」です。沖縄名物ですよね。
実は、私は小さい頃一度食べて以来、何度チャレンジしてもこの「豆腐よう」が苦手でした。沖縄に行っても絶対買って帰ることはなく、いつもなんとかの一つ覚えのように「ちんすこう」ばかりお土産にしていました。
しかしあるとき、あるお宅で「とうふよう」を出されてしまいました。
「ちょっとすみません、これは…」という発言が許されない、何でも食べるキャラの私。かつて取材先で大っ嫌いなトマトジュースを一気したことや、大っ嫌いなホワイトアスパラ(缶詰)を笑顔で食べたことを走馬灯のように思い出しました。そして今回もその悪夢再来かと諦めて口に運びました。

と、その時。

衝撃が!!!

大衝撃が!!!!!


想像と全く異なる味に一瞬舌を疑いました。
これが、あの、とうふよう??
私が十数年、意味もなく忌み嫌ってきた、とうふよう??
食べず嫌いで、嫌いだと思い込んでいた、とうふよう!!??
おいっしいじゃーーーーーーーーん!!!!!!!!

ほんっっっとに、食べてこなかったことを後悔しました。
心底。ばかばか。反省。
このチーズのような、うにのような、芳醇な風味とまろやかな食感。
箱には「一気に食べずに少しずつ削ぐように食べて下さい」と書かれていたのですが、思いっきりバクバク食べてしまいました。もてなしてくれた人もびっくり。

こちらの「豆腐よう」は、紅麹で漬けているということで普通のものに比べると香りも舌触りも全く違うようです。「ようです」というのは、まだ私がこれ以外の豆腐ようを食べていないので比較できないのです…すみません。しかし沖縄出身者もこちらのは普通のものより数段味も香りも良いと言ってました。沖縄ではかなり有名な商品みたいですね。

今まで豆腐ようを食べず嫌いだった方、食べたことがない方、豆腐よう大好きっ子さん、どなたにもオススメします。まず食べてみてください。
特に食べず嫌いだった方は、今までの嗜好を後悔するはずですよ!