2005年03月20日

まだ余震が続いております…。

今日は九州某所にて蔵開きが行われていました。
九州有数の、いや日本有数の老舗酒蔵さんの蔵開きです。
もちろん私も何ヶ月も前から楽しみにしておりました。
行くはずでした。
…こんなに原稿でテンパっていなければ。

で、泣く泣く諦め、家でひとりしょんぼりとPCに向かっていたその時、
突然ディスプレイがカタカタと鳴り出しました。
と思った次の瞬間、家中の全てのものが大きな音を上げて震え始めました。
ものすごい音と、目の前で揺れる画像。
地震だ、と認識するまでに3秒くらいかかった気がします。
とにかく急いでヒーターを消し、玄関を開け、周りにモノのない場所でひたすらじっとしていました。近所の犬たちの恐怖の叫びを聞きながら。

怖かったです。
本当に。
地震発生から3時間くらいは原稿にも向かえないくらい、怖かったです。
地震そのものというよりも、非常時に一人でいることに恐怖を感じました。
電話もメールも通じない状態で、このまま誰とも連絡がとれなかったらどうしたらいいんだろう?と思いました。
例えば水とか電気とかガスが止まってしまったら、私は一人で対処できるかしら?
テレビもラジオも聞けなくても、ちゃんと正しい対応ができるかしら?
そういう"生きていく知恵"が備わっているかしら??

…備わってないな〜。

一人は怖いです。
嫁入りの必要性を改めて感じました(笑)。


で、本当は今日は上記の老舗酒蔵の名品をご紹介しようと思っていたのですが、あまりに動揺しているので後日にします。
ちらり予告をしておくと、お酒が好きな人にも、あまり飲めない人にもきっと喜んでもらうことができる、とても珍しい逸品です。お楽しみに。


明日は編集部がひどい状態になっているそうなので、復旧活動に行ってきます。うちの編集部は全国放送で何度も流れていた、あの全面ガラスが落ちていた福ビルの近くにあります。しかも高層ビルの8Fにあるので、震度以上の被害を受けている模様。明日のブログで実況報告致します。皆様からご提供頂いた貴重な撮影サンプルの数々、無事でありますように。


2005年03月19日

ベルギーの逸品。

1dcf01c4.JPG今日は九州の逸品紹介ひとやすみです〜。
ネタがなくなったのではなくて(ありすぎて困るくらいです!)、原稿書き続けていたので、このまま紹介ブログ書いちゃうと堅い文章になってしまう気がしまして。ちょっと休憩。

最初は毎日続けることがプレッシャーというか、重荷になるかも?と思っていたブログですが、書いていくうちに楽しくなってきました♪原稿とは違って、かなり楽に書けるので(そのため推敲してない文面ですが)、本当に良い息抜きになっています。
で、息抜きだけではなく、奮起のためには自分へのご褒美って大切なんじゃ?と気づいてきた今日この頃。
最近ご褒美を見つけました。
写真のチョコです。

東京土産に頂いたのですが、もう、見てうっとり食べてうっとりの宝石のような存在です。(宝石より食べれるぶん良いか?)
これを、大型原稿をひとつ終えるごとに一個食べても良い!と自分に与えることにしました。
そんなさ〜、人参ぶら下げた馬じゃないんだから、理性ある私がこのくらいのことで能率あがるわけ…。
と、思ってました。


…上がりました。抜群に。単純に。簡単に。

写真でもう既に穴がたくさん見つけられると思いますが、ハイペースに原稿を書き、ハイペースにチョコを消化しております!
おいしいよ!幸せになるよ!頑張る気になるよ!このチョコ!!
これ書ききったら次は白いの食べよう♪とか思うと目が血走るほどに頑張れます。

こういう「自分ご褒美」って大事ですね。
特に忍耐力と意思の弱い人には。

唯一の心配はあと3つでなくなってしまうことです〜〜。
なくなるのが惜しさに、最後のほうわざと原稿遅らせてみたり…は、しないよね。さすがに(笑)。

2005年03月18日

スチュワーデスクチコミ1位!

92d97131.jpg女子として生まれてきて、最もチヤホヤされる職業とは何でしょうか?



「フライトアテンダント」。
いわゆる、スチュワーデスではないか?と私は勝手に思っています。
コンパ、お見合い、同窓会…どの席でもとりあえず「ええ、スチュワーデスをしております」と微笑めば、大抵その女子の評価は4割くらい一気に上がるでしょう。実際、私の高校の同窓会でもクラスで2人、フライトアテンダントになっていました。なぜか銀行勤務とか出版社勤務よりもぐーーんと格付けが高かった気がするんですけど。
なぜ?気のせい?やっかみ??
いやいや、気のせいじゃないはずです。
一体、このスッチー至上主義はどこからきてるのでしょうか?

で、「皇室御用達」と同じくらいのバリューを持つ形容詞が「スッチー御用達」なのです。もしかしたらプチセレブを目指している若者たちにとっては、正真正銘本物セレブの「皇室御用達」よりよっぽど威力が強いかもしれません。

その、スッチー御用達のナンバーワン的存在が実は九州にあるのですね〜。
写真の小さなスイーツです。
スチュワーデス口コミランキング1位だそうです。(根拠は不明)。
私は4年ほど前に初めて食べて、「お土産品でこんなにおいしいものが!」と驚いたのですが、社内披露で終わってしまいました。
それから数年で、あれよあれよと広まっていったんですね〜。
所詮、編集者の口コミなんてそんなもんなんです。
スッチーには口コミ力ですら敵わないのですっ!!

せめて文の力をお見せしなくては。
スッチーの口コミとは異なる本の威力を発揮しなくては!

皆さん注文される際には
「スチュワーデスの友人に聞いて…」
ではなくて、
「九州の逸品っていう本を見て…」って言ってくださいね〜。(小さな努力)




2005年03月17日

車で行くビール撮影。

6890731e.JPG今朝の福岡はすごい雨でした。
いつもなら素晴らしい海の景色が広がるドライブコースも、雨のため楽しむことができず。アサイチの仕事は、特急モードでワイパーを動かしつつ車で向かった撮影でした。
雨の中、朝から、車で、何の撮影に行ったのか?

地ビールです。
とてもとてもおいしい地ビール工場があるのです。
…車でしか行けないところにっ(泣!!
目の前に美しい琥珀の飲み物が注がれておりながら、しっかりとカメラに収めるだけで胃に収めることはできませんでしたー!!残念。


地ビールって一時ブームになりましたが、急速に熱が冷めていきましたよね。
しかし、欧米諸国などに行くとその土地ならではのビールがあるのは当然で、またご当地ビールを楽しむことが旅の楽しみの一つであったりもします。
一方日本はというと、お店に入るとほとんどの人が「とりあえず、ビール」と頼むにも関わらず、ビールそのものの銘柄は全国同じ何種類(何社)かのみ。品種となるとほとんどがピルスナーという1種類に含まれるそうです。世界には100種類くらいあるんですって。いかに日本人のビールへのこだわりが薄いかがわかります。日本酒や焼酎にはこれほどまでにこだわるのに。


そういった中で、地ビールの扱いは一過性のブームではなく、文化として定着してほしいと個人的には思います。
九州にも地ビール工場はいくつかありますが、今回の本では厳選した2社をご紹介します。そのうちの1社が本日撮影に伺ったところです。

ちなみに今日は、ビールを頂いてしまったら奇跡的に保持できているゴールド免許がなくなるので(ばかりか、月収で罰金もまかなえそうもありません)、泣く泣くあきらめ、珈琲を頂いておりました。
ところがこの珈琲がまた、すっごくおいしいのです。
どこの豆ですかー?なんならこの珈琲のお取り寄せも…と思っていたら、珈琲自体はそう特別なものではないとのこと。
水が、おいしいのだそうです。

こんなにおいしい水で作っているんですもの、ビールがおいしいのも当然ですよね。
もちろん以前には私もここのビールを飲んだことがありますが、地ビール独特の”無理やりクセをつけたビール”ではなく、純粋に本当においしい香りのあるビールでした。
私も次回は取り寄せて、ゆっくりお家で楽しもうと思います。
もうオアズケは嫌だも〜〜ん。

2005年03月16日

逸品は食べ物だけではないですよ。

a1cea008.JPG今日は個人的に紹介したくないものを紹介してしまいましょう。
冷え性の方、不眠の方、お疲れの方、必見!!です。

実は私、典型的な末端冷え性で、冬はベッドの中でいつもカチコチになっておりました。必然的に肩は凝るし、熟睡もできないし。
そんな中、取材で出合ったのが写真のシーツです。
普通の、綿100%のシーツなんです。
デザインも至って普通だし、さわり心地も普通だし、普通尽くし。
一体、これの何が!?と思うでしょう?
思いました。私も。…これで初めて寝るまでは。


実はコレ、特殊な技術加工によって、温湿度を一定に保つシーツなのですよ!
そんなback to the future2のような近未来的製品があるのですよ!
しかも、めちゃめちゃ身近な町の工場で作られていたんですよ〜〜っ!!
綿100%にも関わらず、このシーツと体の間の空気は常に一定の温度を保ちます。約30度前後(詳しくは本文で)。
当然、春にも夏にも秋にも快適に過ごせる一枚なのですが、真価は冬に表れます。電気毛布や靴下や湯たんぽなんてもう要りません。
これ一枚の上に羽毛布団を重ねるだけで、この私が冬を越せるようになりました。重宝しすぎて親にも買い揃えてしまいました。
本当に、おすすめです。

あまりに良い商品ってたまに人に教えたくならないことってありませんか?
私は独占欲の塊なので、たまに、あります。
この製品はちょこっとだけそういう気分にさせられるものです。
…でもやはり多くの冷え性ちゃんたちを救済しなくては!という正義感にかきたてられるので紹介しまーす。
名品は小さな町や地味な外見の中にこそ、あるのですよ!



2005年03月15日

テンパってきはじめたかも。あわわ〜

04d2773f.jpgどんどん私の机周りが危なくなってきています。
右を見ると撮影サンプルを入れたダンボールの山。
左を見ると書き始めてない原稿の資料。
正面には締め切りまでのカウントダウンを思わせるカレンダー。
後ろには本誌月刊はかたチームのなごやかな談笑…。

私の周りは、というと殺伐とした緊張感と溜まる原稿へのプレッシャーで空気が淀んできております。
締め切りが終わった暁には、日本酒やらおつまみやらお菓子やら、山積みになったこれら撮影サンプルで大宴会を開きたい。…と夢みる日々。
その頃には桜もちょうど咲いていることでしょう。

…ひまわりが咲いてたらどうしよう。



はい、ネガティブシンキングはやめましょうね〜〜。
桜が咲くまでには書き上げます!
黄金週間にはできあがった本を片手にお取り寄せしまくります!
夏までには撮影サンプルのおかげさまで肉付いた体を元に戻します!

皆さんに素敵な一冊をお届けするため、全力で頑張ります!!



2005年03月14日

ホワイトデーに沖縄菓子。

d7a87b0b.jpg今日はチョコレートが高級バッグになって戻ってくるという、世の女子たちにとってはローリスクハイリターンの祭典日ですね。
300円のチョコがグッチやブルガリに形を変えるスーパーマジックを目の当たりにした皆さん、おめでとうございます。
バレンタインという儀式を毎年無視している編集部には、そんなマジックは当然起きるわけはなく、代わりに撮影サンプルとして南国からとても素敵なものが届きました。サータアンダギーです。

このお菓子、みなさんおなじみだとは思いますが、各家庭によって味がかなり違うのをご存知ですか?おばあのさじ加減ひとつで、周りのカリカリ度、中のふわっと感、甘さや味の濃さ等が大きく異なってきます。沖縄の人にとってはまさに家庭の味、おばあの味なんですね。

そのおばあが作ったサータアンダギーをそのまま届けてくれるというところを、今回の本ではご紹介します。工場で大量生産されたものではないので形も大きさもバラバラですが、何より味に温もりがあります。かぼちゃや紫芋等いろんな種類があるのですが、これらもなんだか家の畑にできていたものでちょっと作ったよ、というような素朴感が漂っています。甘さも控えめだし。
なんだかまるで自分のおばあが作ってくれたような気にすらなってきます。

送ってくださった方に「届きました。ありがとうございました」という電話をしたら、ほんわかイントネーションで「おいしいからみんなで食べてね〜」という意味の沖縄弁をおっしゃってくださいました。電話なのに笑顔が見えました。沖縄の人に電話をかけると、いつも本当に嬉しい気分にさせてくれます。

笑顔(想像図)と温かいサータアンダギー、編集部への嬉しいホワイトデーギフトでした。男性諸君、グッチより効果的かもしれませんよ〜〜。

2005年03月13日

問題です!

f25d9821.bmpはい、この写真の物体は何でしょう?


もちろん、「豚まん!」なんて面白くない回答はダメですよ〜。
なぜ、この色なのか。
この色をだすために、何を使っているのか。
そして何のためにこの色にする必要があったのか!?
…その辺を考えた上での模範解答、じゃんじゃんお待ちしております。

インパクト大賞であるこの豚まんですが、インパクトだけではなく味もしっかりおいしいです。生地のモチモチっぷりは特に感動です。
豚まん、というと横浜や大阪の名物を思い起こしますが、これを作った会社の社長さんは(←ものすご〜くトークの面白い方でした)「九州の名物で豚まんを作りたい!」と思い、発案したそうです。
九州南北の特選素材を使い、この土地ならではの豚まんが完成しました。
さあ、九州の何を使い、この色と味を作り出しているのでしょうか?
シンキングタイムのスタートです〜〜♪